万葉集の筑波山
著:井坂 敦実
紙版
内容紹介
日本最古の歌集『万葉集』に、筑波山の歌は25首詠まれている。それは、奈良の都のあった大和三山や、富士山など、どの山よりも多い。
しかし、これまで筑波山の歌の解釈は、充分に尽くされてこなかった。筑波山の麓に生まれ、育った郷土史家の著者が、長年の研究を基に、地元ならではの視点を加え独自の解釈を試みた。
目次
『万葉集の筑波山』に寄せて 門脇 厚司(筑波大学名誉教授)
はじめに
第1章 筑波山における祭祀の歌(5首)
第2章 高橋虫麻呂の歌(5首)
第3章 遠妻を思う歌(2首)
第4章 防人の歌(2首)
第5章 筑波山を衣と見た歌(2首)
第6章 さまざまな恋の歌(6首)
第7章 嬥歌の歌(3首)
第8章 民謡としての東歌の世界
あとがき