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最新熱測定

基礎から応用まで

監:八田 一郎
編:アルバック理工

紙版

内容紹介

「「熱測定」は、物質の静的状態、動的状態、状態の安定性、状態変化、状態の安定化、状態の制御、相転移、組成変化、物質中の輸送現象、新物質の創製、ナノテクノロジーの基礎と応用研究において、重要な役割を果たしている。
本書ではそれぞれの分野の碩学のご協力を得て、第1章では熱分析、第2章では熱物性、第3章ではナノ材料および界面の熱物性について著してある。第2章の熱物性には広く熱量測定が含まれている。  「監修のことば」より

目次

ま え が き
監修のことば

第 1 章 熱 分 析
1 熱分析概論
2 TG-DTA の基礎と応用
3 速度論解析
4 熱膨張測定の応用
5 実用材料における DTA/DSC の利用
6 真空熱天秤による飽和蒸気圧測定と応用
7 食品腐敗の定量的計測
8 顕微鏡型 DTA の原理と応用

第 2 章 熱 物 性
1 レーザフラッシュ法
  1-1 レーザフラッシュ法概論
  1-2 レーザフラッシュ法におけるデータ解析の高度化
  1-3 ガスタービン用遮蔽コーティング層の熱物性値の測定
  1-4 プラスチックと複合プラスチックの有効熱拡散率の測定
  1-5 層状試料の熱拡散率測定
  1-6 融体材料の熱拡散率測定
2 周期加熱法による熱物性測定
  2-1 周期加熱法概論
  2-2 薄板・薄膜の熱拡散率/熱伝導率計の基礎
  2-3 AC 法による単繊維の熱拡散率測定
  2-4 AC 法による構造相転移の熱容量測定
  2-5 フーリエ変換熱分析法による薄膜の熱拡散率測定
  2-6 熱容量スペクトロスコピー
3 定常法による熱伝導率の測定
4 細線加熱法熱伝導率測定
  4-1 非定常熱線法概論
  4-2 微小重力下での非定常細線法による半導体融体の熱伝導率測定
5 熱物性用基準試料開発の最近の取組み
6 光干渉型熱膨張測定
  6-1 二重光路マイケルソン干渉計方式熱膨張率計の基礎
  6-2 高分子膜の熱膨張測定
  6-3 レーザ熱膨張計による石英ガラスの精密測定
  6-4 押込み試験機による力学的性質の測定
7 内部摩擦測定
8 回転振動法による粘性率測定の原理と応用
9 熱電材料への応用
  9-1 熱電材料の基礎
  9-2 熱電材料の測定と応用

第 3 章 先端機能性材料
1 界面の熱物性
2 基板上金属薄膜の熱拡散率
3 周期加熱法による超格子材料の熱物性
4 3w 法による基板上薄膜の熱物性測定
5 走査型サーマル顕微鏡

索   引

ISBN:9784901496094
出版社:アグネ技術センター
判型:A5
ページ数:400ページ
定価:4500円(本体)
発行年月日:2003年10月
発売日:2003年10月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:PNF