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ガブリエル・フォーレ レクイエム作品48

監:谷口 惠一
著:沢田 真智子
著:太田 務

紙版

内容紹介

 フォーレのレクイエムが1893年1月21日に初めて7楽章として演奏されて130年が経とうとしています。これまでこの作品は天国に旅立った多くの魂を見送ってきたのでしょう。しかし、それ以上に愛する者を失い、悲観に暮れている者の心に寄り添ってきたのです。「私の死に対する理解、それは喜ばしい解放として、辛く苦しい体験というより、死を超越した幸せへの願望なのです。」というフォーレの哲学を持って、これからも楽園へと旅立つ魂と現世で力強く生きてゆく魂の双方を、この曲は優しく見守ってゆくのでしょう。

著者略歴

監:谷口 惠一
1971年3月、兵庫県立明石南校卒業後、4月に神戸市職員として神戸市教育委員会事務局に勤務
1976年3月、関西大学文学部史学科卒。
2018年より、NPO法人神戸バイブル・ハウスでボランティア活動にあたる。
2009年1月にはウィーン学友協会大ホールでの同師指揮によるメサイアコンサートに合唱で参加。
2012年よりブラームス“ドイツ・レクイエム”日本語歌詞づくりに本格的に着手。
2015年8月には同楽譜を出版。同年9月「ドイツ・レクイエムを日本語で歌う会」を結成。
2016年7月、神戸朝日ホールで本邦初日本語による「ドイツ・レクイエム」のコンサートを開催。
2017年12月、日本語歌詞によるフォーレ“ラシーヌの聖なる賛美”を出版。
2018年10月、第2回日本語による「ドイツ・レクイエム」のコンサートを開催。
フルートを林美保氏に師事。神戸市職員による音楽仲間「山の演奏会」に所属。
著:沢田 真智子
広島県出身。県立兵庫高等学校を経て、大阪音楽大学音楽学部ピアノ専攻卒業、同大学院修了。同大学卒業演奏会、ソリストとして同大学吹奏楽演奏会に出演する他、関西フィルと協演、フランスのアヌシー音楽祭に参加。1995年、デヴューリサイタルにおいて『ピアノ協奏曲の夕べ』と題し、関西フィルとガーシュウィンの『ラプソディー・イン・ブルー』及びラフマニノフの『ピアノ協奏曲第3番』を協演し、好評を得る。2005年、2009年ピアノリサイタル開催。
神戸市混声合唱団設立当初より専属ピアニストを務め現在に至る。阪神淡路大震災10周年メモリアルコンサートでNHK交響楽団とモーツァルトの『レクイエム』を共演した際は、ウラディーミル・アシュケナージ氏の下で練習ピアニストを務める。また2011年、宇野功芳氏より指名を受けて伴奏を務めた神戸市混声合唱団初のCD「宇野功芳 叙情の世界」、翌年の第2弾CD「宇野功芳 叙情の世界2」はレコード芸術特選盤などに選出される。
神戸芸術文化会議、神戸音楽家協会、各会員。神戸市混声合唱団専属ピアニスト。
著:太田 務
広島県出身。関西学院大学理学部物理学科の課程を修了。在学中グリークラブ学生指揮者を務める。米国ニュージャージー州プリンストンのウェストミンスター・クワイア・カレッジにて合唱指揮の修士課程を優秀な成績で修了。同時に全米名誉音楽家協会(Pi Kappa Lambda)の会員に選出される。イリノイ大学アーバナ・シャンペイン校にて合唱指揮と合唱史の博士課程を修了。1997年にサンディエゴで開かれた全米合唱指揮者協会(ACDA)の全国集会での合唱指揮コンクールのファイナリスト。
現在、主に関東・関西で合唱指揮者、アンサンブル・コーチ、コンクール審査員として活躍。1994年より神戸市混声合唱団副指揮者。大阪教育大学・甲南女子大学非常勤講師。垂水区音楽協会副会長。

ISBN:9784899852179
出版社:エピック
判型:B5
ページ数:94ページ
定価:2500円(本体)
発行年月日:2021年09月
発売日:2021年09月27日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AVP