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いのちをつなぐ海のものがたり -未来に続く、いのちの循環

著:矢田勝美

紙版

内容紹介

幼い頃から当たり前のように漁業に接してきた著者。その家業から一時は逃げ出したが、月日を経て自らを育んできた環境が、当たり前ではないことを知り、人に伝えようという衝動に突き動かされる。
「魚は海におると思うな、山におると思え」という祖父から父へと受け継がれた教え。はじめはわからなかったこの言葉の真意はやがて、山が海を育んでいるという事実を知ることから、山と海といのちは
「すべてつながっている」ことに気付かされることになる……。
著者が食してきた伊勢湾の海の幸を始めとするイラストも多数収録!

目次

はじめに

第一章 私は「ネコ」である
魚好きを「ネコ」とよぶ

第二章 魚は海におると思うな、山におると思え
いのちのじゅんかん
すべてはつながっている
山が豊かになれば、魚が還ってくる

第三章 伊勢湾でとれる恵みたち
春のほうせき
消えた小女子
いのちとり貝
貝の漁は、いのちがけ
育てる漁師によっても味が変わる「海の農業」
海の農業・海苔ができるまで
矢田家の海苔作り「やだのり」ができるまで

第四章 漁師と祈り
魚供養の絵の不思議な話

おわりに

コラム
ネコが食べてきた魚たち
矢田家おすすめの「海苔の食べ方」
「海苔の焼き方」と「保存方法」
新しい船をつくるよろこびと、さようなら、ふなだまさん

著者略歴

著:矢田勝美
矢田勝美(やだかつみ) 作家、アーティスト。
1968年三重県鈴鹿市生まれ。
伊勢湾沿いの漁師町、三重県鈴鹿市生まれ。女子美術大学卒業。
執筆、イラスト&デザイン制作、ドキュメンタリー映像監督など表現活動の場は多岐に渡る

ISBN:9784899775287
出版社:ラトルズ
判型:A5変
ページ数:112ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2022年06月
発売日:2022年06月13日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KNAF