はじめに リアリズム無視の観念論への「挑戦」として 門田隆将第一章 「闘争心」を失ったジャーナリズムに「明日」はない
なぜ、杉田水脈論文(『新潮45』)は叩かれたのか/大学入試(国語問題)で杉田論文が出題されたら/『週刊文春』と『週刊新潮』は逃げたのか/朝日と小川榮太郎さんは「天敵」同士/「佐藤社長、何をするんですか! 」と止める役員はいなかった/かつては「気骨ある役員」がいた/単純正義に踊らされる〝ドリーマー〟編集者たち/『マルコポーロ』廃刊同様、棚からぼた餅の「廃刊」
第二章 煽るだけの朝日新聞は、もはや「犬のおしっこマット」
〝倒閣運動家〟と化している新聞・テレビ記者/新聞に「洗脳」されない若者が増えたのはなぜか/朝日新聞とアライグマはしぶとく繁殖する/「認可」と「認可の申請」の区別も付かない日本のマスコミ/ 「戦争法案」「過労死法案」と、ウソで煽るからオオカミ少年になる/法案すら読まずに記事を書く低レベルの記者たち/「高プロ」は大谷クラスの人間のみに適用されるだけ/他国の実情を調べてから記事を書け/マスコミも野党も「絶望の自己陶酔」に陥っている/「おしっこマット」は「朝日新聞(紙)」が最適/週刊誌の「朝日新聞化」はなぜ進むか
第三章 オウム事件の教訓を忘れた日本に〝五輪テロ〟の恐怖
オウム事件は警察の怠慢が引き起こした事件だった/林郁夫に〝洗脳〟された検察官たち/井上嘉浩の死刑執行への疑問/「全知全能」を装う裁判所の噓/執行されない「死刑囚」が沢山いる理由とは/麻原・オウムにおもねったテレビの「罪と罰」を検証せよ/テロリストに狙われる新幹線/「国民の命を守ること」がなぜ戦前の「暗黒時代の復活」なのか
第四章 憲法改正で日本の独立と安全はどうなるのか
集団的自衛権をフルに持てば中国と戦争は不可避/一番「凶暴な国家」アメリカと「共謀する」のがお得/日本は「集団的自衛権」行使への覚悟ができているのか/今のPKO議論は第二世代の概念止まり/「自衛隊は合憲」と試験で書けない/〝情報ビッグバン〟になっても〝ドリーマー〟はなぜ消えないのか/なぜ国会の参考人招致は偏ってしまうのか/自衛隊を違憲という学者は「憲法十三条」を読め
第五章 〝理系人間〟は日本を救うのか
マルクス経済学者はいかにして生き延びているのか/日本の経済学者は、経済の「確率計算」すらできない/伝言ゲームで「ゼロじゃない」が「危険性がある」に/「数学」なくしてロジカルな思考法は身につかない/移民問題も水道民営化も「確率」で考えよ/大学入試の偏差値より、卒業するときの能力が大事
第六章 官僚主導国家からの脱却なくして「日本再生」なし
「天下り」と「受託収賄」はまったく同じ構図の犯罪/「国民一人ひとりが主計官」になった「ふるさと納税」/「文科省の天下り研究」に科研費は出ない/世界の大学は、寄付金で運営するのが当たり前/世界の私立大学は「裏口入学」だらけ/消費増税より「納税者倍増」計画を実施せよ
第七章 マスコミが不要になった「首脳がツイッター」という時代
BPOは活動家たちの主義主張の場になり果てた/「電波オークション」は世界の常識/昔「MOF担」、いま「波取り記者」/誰でもネット上で自分の「放送局」を作れる時代/記者クラブが「情報を独占していた時代」は終わった/ツイッターを後追いし掲載するだけのマスコミ/首脳ツイッター時代では「同行記者は要らない」/いち早くトランプを抱き込んだ安倍首相の歴史的手柄/トランプについての情報収集不足の面もあった/アメリカ大統領を手のひらで転がす首相/日米の「強力な関係」が世界を動かしている/金正恩にシンガポールを見せたのは高等戦略
おわりに 真実に迫る熱い言論人魂に触れて…… 高橋洋一