出版社を探す

効果的な安全衛生教育 ―指導・講義のコツ―

著:白﨑 淳一郎

紙版

内容紹介

安全衛生の教育・訓練は、作業に必要となる安全衛生の知識の理解にとどまらず、それを作業に活用する技能と、この技能を積極的に活かす意欲を身につけさせなければなりません。しかしながら、それが眠気を誘うような平坦な講義や、OJT教育とは名ばかりの「俺の背中を見て仕事を覚えろ!」では、教わる側のモチベーションが上がるとはいえません。
本書では、実りある安全衛生教育とするにはどのような点に注意しながらすすめるべきかを丁寧に解説。また、実践の参考になるよう資料の作成の仕方や、指導案の作成の仕方なども紹介。安全衛生教育だけでなく人材研修など、何らかのプレゼンをする方などにもご活用いただけます。

目次

第Ⅰ編 企業内の安全衛生教育
 1.企業における安全衛生教育の意義
 2.企業で行う安全衛生教育
 3.企業内安全衛生教育のすすめ方
第Ⅱ編 教育計画の立案、実施、評価
 1.教育(研修)計画の立案
 2.教育の実施について
 3.教え方について
 4.TEDプレゼンテーションについて
 5.教育の効果の把握について(評価)
第Ⅲ編 指導案の作成について
 1.教育指導案とは
 2.指導案策定の必要性とその合理性
 3.指導案の作成
 4.実技教育用指導案の作り方
第Ⅳ編 講義法、討議法とその他の教育方法
 1.講義法について
 2.討議法について
 3.それ以外の教育技法(OJT、コーチングを除く)
 4.教育効果をあげる質問技法と問題解決手法
第Ⅴ編 OJTについて
 1.教育と学習
 2.OJT教育について
 3.OJT教育の仕方
 4.OJT教育成功のポイント
 5.OJT指導者の育成について
 6.フィードバックについて
 7.具体的なOJTのすすめ方(例)
 8.Why から始めよ!
第Ⅵ編 コーチングについて
 1.コーチング導入の必要性とねらい
 2.(狭義の)コーチングについて
 3.コーチングの基本プロセス
 4.コーチングをしやすく継続的に発展させるために
 5.コーチングの人間観
 6.コーチングのスキル
 7.コーチングの具体例
第Ⅶ編 危険体感訓練(教育)について
 1.危険体感訓練(教育)の現状
 2.訓練か教育か
 3.危険体感訓練が必要となった背景と課題
 4.危険補償行動と危険感受性・危険敢行性
 5.イメージ・トレーニングについて
 6.効果的な危険体感訓練をするために
第Ⅷ編 プレゼンテーション用の教材の作り方
 1.教材の準備
 2.主要なツールの特性
 3.ツールの活用の仕方
 4.ビジュアル化について
 5.PPT資料(スライド)作成の基本事項
 6.効果的なプレゼンテーション資料の作成
 7.チャートの作成について

著者略歴

著:白﨑 淳一郎
白﨑 淳一郎(Junichirou Shirasaki)

一般社団法人白﨑労務安全メンタル管理センター 代表理事
1947年北海道函館生まれ。1975年福島県で労働基準監督官として採用後、福島県相馬、東京八王子・上野・足立労働基準監督署長、東京産業保健推進センター副所長など務める。2007年より中央労働災害防止協会東京安全教育センターの講師としてRSTをはじめ、多くの講座で講師を担当している。

〔学会等〕日本労働法学会、日本産業精神保健学会、日本産業カウンセラー学会 等

〔資格・修了研修〕高等学校理科教員免許、産業用ロボット特別教育インストラクター養成講師(法令担当) 他

ISBN:9784897616285
出版社:労働新聞社
判型:A5
ページ数:384ページ
定価:2800円(本体)
発行年月日:2016年10月
発売日:2016年10月27日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBF