1.修学旅行の班別自主研修をトータルにサポートします。
生徒たち一人ひとりの知的好奇心・探求心を引き出し、グループのメンバーと協調しながら、主体的に意欲的に、テーマをもって京都の歴史や文化に学ぶ研修旅行ができるようにします。
2.班別自主研修を7つのステップで進めるワークブックとしています。
3.このワークブックは、「班のメンバーのチームワークを育てながら、テーマを決定するプロセス」を大切にしています。
班で自主研修を行うにあたって、はじめに班のメンバーの興味や関心のあることが何なのか、お互いに理解しあうことが大切です。班のテーマを決定するステップを、生徒たちがより取り組みやすいように、ブレーンストーミングや親和図法の簡易化したやり方としています。
4.「事前学習をしよう」では、京都の個性・特性に合わせた自主研修のテーマや多種多様な体験学習を、生徒たちにわかりやすく示しています。
京都の時代ごとの主な出来事と、各時代と結びつきの深い名所や旧跡を簡潔に整理しています。
5.下調べの仕方を分かりやすく示しています。
班のテーマを決めたら、みんなで下調べをします。京都の情報は、どんなテーマについてもインターネットで簡単にたくさん収集できます。
出版物もかなり多いので、知りたい情報に効率よくアクセスする方法を示しています。
6.下調べの段階から来訪地域の情報収集の機会を増やすように図っています。
7.探求型の班別自主研修に向けて、「質問力」を養うよう配慮しています。
問いかける力が養われることによって、答えを引き寄せ、理解力や問題解決力、さらには前向きに生きる力を養うことになるでしょう。
8.コースづくりと行程計画
京都の交通機関の特徴を知って、決められた時間内に効率よく巡れるように計画します。
来訪地を選択しながら自主研修のコースを決め、行程計画をつくる作業を詳しく説明しています。このステップでは、本ワークブックの姉妹書『乗る&歩く京都編』の活用の仕方も説明しています。
9.よく遊ぶこともサポートしています。
修学旅行の大きな楽しみは、日常生活にない新しい体験をすること、わくわくする楽しいことに出会うこと、おいしいものを食べること、びっくりすること、感動すること、友情を深めること、などにあることはちがいないでしょう。そこで、テーマをもった探求だけでなく、観光を楽しむこともできるよう、さまざまな情報を提供しています。
10.生徒たち一人ひとりが、メモリアル・ノートとして保存できます。
修学旅行が生徒たちの一生に一度の大切な思い出となるよう、準備の段階から旅行後の発表まで、そのつどワークシートに書き込むことでメモリアル・ノートとして残せるようにしています。
11.修学旅行のしおりを、すぐに作成することができます。
本書は基本的なことは整理してありますので、学校独自の事項を付け加えるだけで、手早く完成することができます。