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有隣新書 80

横須賀鎮守府

著:田中 宏巳

紙版

内容紹介

鎮守府とは明治期に設置され太平洋戦争の敗戦により消滅した日本海軍の軍政機関であり、横須賀のほか呉、佐世保、舞鶴に置かれた。その中でも最も早い時期から機能していたのが横須賀であった。本書は明治初期からの海軍をめぐる状況を読み解くことから始まり、横須賀鎮守府設置の経緯から終焉にいたるまでの全体像を紹介するとともに、日本史・海軍史・地域史のなかに位置づける。

目次

はじめに
第一章 横浜から移った横須賀鎮守府
第二章 横須賀造船所と横須賀海軍工廠
第三章 船台・船渠と海軍水道の整備
第四章 東京湾口を守る横須賀の陸軍
第五章 海軍軍人のマザーランド
第六章 海軍航空隊と海軍航空技術廠
第七章 国内の動揺と横須賀鎮守府
第八章 太平洋戦争期の横須賀鎮守府
第九章 引揚援護活動と海上自衛隊の発足
あとがき
参考文献
横須賀鎮守府関連年表

著者略歴

著:田中 宏巳
1943年長野県生まれ。早稲田大学第一文学部史学科卒業。同大学院博士課程満期退学。防衛大学校教授、横須賀市史専門委員(近現代部会、軍事部会)などを務める。現在、防衛大学校名誉教授。専門は近代日本軍事史。

ISBN:9784896602241
出版社:有隣堂
判型:新書
ページ数:224ページ
定価:1000円(本体)
発行年月日:2017年05月
発売日:2017年05月27日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JWCK