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公徳の国 JAPAN

著:倉田 信靖

紙版

内容紹介

新渡戸稲造や杉原千畝の行動は、 私をすてた公徳心の発揮によるもので、 日本人の誇るべき徳であり世界の平和に資するものである。 公徳の本質と具体例を語り、 その重要性を世界に発信する注目の書。

目次

はじめに 

「公徳心」の系譜 
「秘すれば花なり、秘せずば花となるべからず」と「公徳心」 
「徳」の定義 
「公」についての日本語と漢語の使用例 
『論語』に「公徳」なし 
福澤諭吉の「公徳」論
「公徳」を評価した夏目漱石
『吾輩は猫である』の「公徳」の二義性について 
『論語』の「徳」とは 
『呂氏春秋』に知見する「公」と「徳」 
福澤諭吉の「智徳」と「公徳」論 
朱子学をこえた日本 
国史の「公」秩序と朱熹 
なぜ「公徳心」なのか 
新渡戸稲造の「智徳」 
渋沢栄一の「私徳と公徳」意識 
後藤新平と「公徳心」 
新渡戸稲造『武士道』上梓から三十四年後の真実 
「公徳」の欠落した漢字文化圏 
「公徳」とはなにか 
「国際連盟」初代事務次長としての日本人 
「公徳心」の発露 
パリ講和会議における日本提案の「人種差別撤廃案」 
乃木希典とダグラス・マッカーサーの「公徳心」 
「徳」のきずな日本外交 
杉原千畝と「公徳心」 
肥沼信次博士と「公徳心」 

結びにかえて
 参考文献 
 謝 辞 

著者略歴

著:倉田 信靖
1937年生まれ。大東文化大学文政学部卒業。大東文化大学教授。同大学名誉教授。マスコミ総合研究所理事長。米国ウィラメット大学名誉人文学博士。
現在、東京国際大学理事長・総長。
令和3年秋叙勲旭日中綬章。

ISBN:9784896199420
出版社:明徳出版社
判型:B6
ページ数:168ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2017年10月
発売日:2017年10月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QDX