清朝の毛詩研究
著:野間 文史
紙版
内容紹介
二千年以上の長きにわたり中国のみならず、日本を含む東アジア各国に強い影響力を与え続けた儒教思想。その儒教思想の中で重要視された経書、『四書五経』の一つで、古代の宮廷や各地の民間の歌謡を集めたもので、孔子が三百五篇に整理した『詩経』。
現在の『詩経』は漢の毛公が解釈を加えて編纂したものが現代まで伝わっているため、『毛詩』とも呼ばれる。本書は清の時代に行われた馬瑞辰の毛詩研究『毛詩傳箋通釋』の訓読訳注を中心にした書である。その後に胡承珙『毛詩後箋』の「序」(馬瑞辰・陳奐)と胡培翬による「福建臺灣道兼學政加按察使銜胡君別傳」、さらに續けて陳奐『詩毛氏傳疏』の「自序」と「條例十凡」を附した。清朝考証学における『毛詩』研究の特色を窺うことのできる書。
ISBN:9784896193237
。出版社:明徳出版社
。判型:B5
。ページ数:286ページ
。定価:7000円(本体)
。発行年月日:2023年09月
。発売日:2023年09月22日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QDHC。