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「初めに言があった。言は神であった」

イエス・キリストとは、どのような存在であったのか。

その霊的な深い意味を、キリストの愛弟子ヨハネが、晩年になって記したヨハネ伝。この霊味あふれる福音書の奥義を、日本人の心で読み解く。

第一講　永遠の生命に至る書　
第二講　神の言・キリスト　
第三講　神の子は血統によらず　
第四講　宇宙にみつる愛　
第五講　霊的な人類が出現する前に　
第六講　荒野に呼ばわる声　
第七講　見よ、神の小羊！　
第八講　キリストに随身せしめるもの　
第九講　カナの婚宴第
一〇講　イエスの宮潔め　
第一一講　神の信任を得る信仰　
第一二講　聖霊によって新たに生まれる　
第一三講　神は独り子を賜うほどに　
第一四講　天来の生命に生きる　
第一五講　霊と真とをもって祈る　
第一六講　遣わされる者の喜び　
補講　Ⅰ　永遠の生命　
補講　Ⅱ　信仰の成長

著：手島郁郎
　　　手島郁郎（てしまいくろう）の略歴

▼1910年誕生。
内村鑑三、賀川豊彦、及びスンダル・シング（インド）の影響を強く受ける。無教会主義に共鳴し、塚本虎二に私淑。
▼1948年、熊本にてアメリカ占領軍の横暴な政策に抵抗したために米占領軍政に好ましくない人物として追及され、阿蘇山中奥深くに逃れる。そこで祈りつつある間に、神から伝道者としての召命を受ける。旧・新約聖書を直接、原典から学び、主イエスとその弟子たちの聖書そのままの原始福音運動を提唱。信仰証誌『生命の光』を発刊。その群れを『幕屋（まくや）』と称し、全国に生けるキリストの伝道を展開する。日本国の精神的復興のためにキリストの福音が民族の魂に根づき、民族のもつ尊い使命が発揮されることを願う。
▼1950年以降、聖霊の恵みに浴し、キリストが働く徴（しるし）と奇跡が続出する聖書さながらの独立伝道を各地に展開する。
▼1973年東京にて召天。