凡例
はじめに
序 ── 戦国山形の城と楯・館
一 土佐林禅棟の鮭延・清水進攻
鮭延・清水合戦
永禄十一年に破城された城 湯田川三楯
岸氏の大楯をにらむ陣城 姥楯
二 大宝寺義氏の鮭延・新城進攻
田の沢・鳥越合戦
籠城兵全員が殺害された城 鳥越楯
河津領主たる猿羽根氏の城 猿羽根楯
猿羽根氏制圧用の陣城 手倉森楯
三 大宝寺義氏の自刃
大浦城合戦
「鮭延越前守聞書」から考える
戦国庄内の覇者大宝寺氏の城 大浦城
四 最上義光の最上平定合戦
1 白鳥十郎の討死
変わる白鳥氏像
白鳥十郎待伏せ合戦
白鳥氏の本拠地を守る城 白鳥城
2 天童頼久の奥州自落
戦国時代の天童氏
天童城合戦
天童城合戦を読む
山形最大級の山城 天童城
最上義光から外城を破られた城 若木楯
戦争と平時の特徴をもつ城 楯岡城
最上下郷八楯の遺構を残す城 飯田楯
3 小国細川氏の滅亡
小国細川氏は管領細川氏と同族か
小国細川氏討伐合戦
小国氏と家臣団が常住した山城 小国城
小野寺氏に備え大改修した城 志茂の手楯
細川一族牛房野氏の城 牛房野楯
4 鮭延典膳の降伏
鮭延城合戦
最上義光の攻城戦のあった城 鮭延城
鮭延城攻め最上義光の陣城 内町陣城
庄内境目の領主古口氏の城 古口楯
群郭状となる庭月氏の城 庭月楯
5 国衆の掃討戦
国衆の掃討合戦
鋭い切岸線で守る城 白岩新楯
重層的な歴史を語る城 左沢楯山城
最上川にたつ河津領主の城 川前楯
障子堀が見事な河津の城 駒籠楯
長大な主曲輪をもつ城 寺内古楯
6 村の城消失
戦国戦争と村の城
高い裏山にある村人が避難する城 里楯
五 最上義光の庄内掌握と敗戦
庄内掌握合戦
十五里ケ原合戦
戦国庄内の覇権を争った砂越氏の城 砂越城
検地反対一揆で占領された城 観音寺城
出羽・越後境目の高峻な城 小国城
千人全員が撫で切りされた城 名川楯
階段状に曲輪を重ねる城 谷木沢楯
置賜で唯一落城した城 鮎貝城
六 仙北干戈
仙北合戦
ぐるりと鋭い切岸線で守る城 片平楯
道を抑える高峻な城 高堂楯
七 最上義光と伊達政宗との合戦
中山要害合戦
政宗が築城し景勝が改造した城 舘山城
山形最古の石垣をもつ蒲生氏の城 中山城
伊達氏の城造り技術を結集した中山要害 岩部山楯
八 慶長出羽合戦
畑谷城合戦
長谷堂合戦
掃討合戦
出羽合戦で上杉軍と対峙した城 長谷堂城
上杉軍から撫で斬りされた城 畑谷城
上杉軍に備え要塞化した城 高楯城
上杉軍進攻に備え大改造した城 成沢城
出羽合戦で落城した城 八ツ沼城
置賜からの道を塞ぐ城 秋葉山楯
技巧的な特徴をもつ城 源治楯
最上川を抑える城 名木沢楯
九 最上家改易
接収された最上氏の城
義光が拡張整備した山形最大の城 山形城
正保城絵図に描かれた最上氏の城 東根城
山頂本丸に城主屋形のあった城 延沢城
大石田河岸を守る城 土生田楯
原型は聚楽第型の城 新庄城
最上川随一の河岸を守る城 清水城
仙北との境目の城 金山城
特論 最上家改易を考える
一 『奥羽の驍将 最上義光』の説
二 最上家改易時の城
三 改易にいたるまで
長子義康は天童頼貞の外孫
長子義康の殺害
家親の清水義親討伐
家親の急死
家信の襲封と最上家改易
四 最上家改易の原因
義康の殺害
家親の急死
家信の襲封
「戦国山形の合戦と城」関係年表
あとがき