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シリーズ 文化と言語使用 2

場とことばの諸相

編:井出 祥子
編:藤井 洋子

紙版

内容紹介

『コミュニケーションのダイナミズム』に続く、「シリーズ 文化と言語使用」の第2巻。既存の語用論理論に新しい語用論の世界を切り拓く一冊。これまでの語用論理論から漏れてしまった非西欧社会の言語実践現象に息吹を与え、日本語のみならず、ハワイの文化・コミュニケーションの理解などに資する世界的視野からの新しい理論の提案書。

執筆者:井出祥子、山口征孝、藤井洋子、井出里咲子、多々良直弘、難波彩子、堀江薫・古田朋子、片岡邦好、スコット・サフト 

目次

シリーズ『文化と言語使用』刊行にあたって
まえがき


場の語用論―西欧モデルを補完するパラダイム―
井出祥子

場の語用論構築に向けて―場の哲学と実践理論からのアプローチ―
山口征孝

日本語の「場」志向性と述語主義を考える―英語との比較から―
藤井洋子

語りにおける声の共鳴―〈場所的領域〉にみるあいづち、薄い笑いと引き込み現象―
井出里咲子

フットボール実況中継の日英語比較―場の理論の観点から―
多々良直弘

同調から広がる会話の一体感 ―場の理論による解釈―
難波彩子

「場の語用論」からみた介護現場の言語使用―入浴介助におけるスピーチレベル・シフトと融合談話に着目して―
堀江薫・古田朋子

バーチャルな「場」における言語と身体―道案内データから考える―
片岡邦好

「場」の論理のハワイ語、ハワイ文化への応用─一次的な場と二次的な場およびそれらの普遍性の示唆─
スコット・サフト


索引
執筆者紹介

著者略歴

編:井出 祥子
日本女子大学名誉教授
編:藤井 洋子
日本女子大学教授

ISBN:9784894767928
出版社:ひつじ書房
判型:A5
ページ数:308ページ
定価:3600円(本体)
発行年月日:2020年11月
発売日:2020年11月12日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:CF