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漫画で読むシュタイナー第五福音書

解説:西川隆範
絵:小松宏佳
監:今井重孝

紙版

内容紹介

シュタイナーは、『ヨハネ福音書講義』『マルコ福音書講義』『マタイ福音書講義』『ルカ福音書講義』『創世記の秘密』など聖書について、キリストについて多くの講演をしている。『第五福音書』は、四福音書に追加してシュタイナーが示したものであり、通常の聖書の解釈とは相いれないように見える記述が含まれている。キリストあるいはキリスト教に対する既存の教説にとらわれる
ことなく、まずは、一つの物語として、その物語の持つ力を体験してみることが重要である。精神の自由が言われながら、様々な教説に影響を受け自分の考えや判断をもちにくい現代であればて、自分の判断を加えることが大切である。通説と異なるかどうかが問題ではなく、自分が元気になるかどうか世界が元気になるかどうかが本当の試金石なのである。(本書解説より)

目次

プロローグ/エロヒムトヤーウェ 第一章/ヴォーダンからブッダへ 第二章/二人の幼子 第三章/旅の日のイエス 第四章/ヨルダン川からゴルゴダの丘まで 第五章/コルキスの学院-火星の輝き- エピローグ ルドルフ・シュタイナーについて 今井重孝 あとがき/小松宏佳 今井重孝

著者略歴

解説:西川隆範
1953年京都市生まれ。奈良西大寺で得度、高野山宝寿院で伝法灌頂。ドイツのキリスト者共同体神学校に学ぶ。スイスのシュタイナー幼稚園教員養成所講師、アメリカのシュタイナー・カレッジ客員講師を経て、多摩美術大学非常勤講師。おもな著書・訳書に『職業のカルマと未来』『シュタイナー教育ハンドブック』『シュタイナー心経』『シュタイナー式優律思美な暮らし』『シュタイナー 天地の未来』『シュタイナー用語辞典』(風濤社)『シュタイナー経済学講座』(筑摩書房)『生き方としての仏教入門』(河出書房新社)『神秘的事実としてのキリスト教と古代の密儀』『シュタイナー仏教論集』(アルテ)『ルカ福音書講義』『第五福音書』(イザラ書房)『創世記の秘密』『釈迦・観音・弥勒とは誰か』(水声社)『薔薇十字仏教』(国書刊行会)『インドの叡智とキリスト教』(平河出版社)など。2013年没。
絵:小松宏佳
福岡県生まれ。愛知県で小学校教諭時代に、子安美知子著「ミュンヘンの小学生」でシュタイナーと出会う。東京で絵の個展、シュタイナーの読書会に参加。子供の入園をきっかけにオイリュトミーを知る。現在、東京都国分寺市在住。
オイリュトミスト。(笠井叡主宰「天使館オイリュトミーシューレ」三期卒業)
詩人。著書に詩集『どこにいても日が暮れる』(ふらんす堂)『ひらがな商店街』(七月堂)など。
監:今井重孝
青山学院大学名誉教授、ホリスティック教育研究所主宰。
教育学博士(東京大学)著書に『未来を開く教育者たち』(共著・コスモライブラリー)『モラル教育の再構築を目指して』(共著・教文館)『システムとしての教育を探るー自己創出する人間と社会』(共編著・勁草書房)『いのちに根ざす日本のシュタイナー教育』『学校に森をつくろう−学校と地域と地球をつなぐホリスティック教育』『ホリスティックに生きる−目に見えるものと見えないもの』(共編著・せせらぎ書房)『シュタイナー「自由の哲学」入門』(イザラ書房)など。

ISBN:9784892194627
出版社:風涛社
判型:A5
ページ数:208ページ
定価:2500円(本体)
発行年月日:2023年01月
発売日:2023年01月23日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRR