はじめに 1
第一部 政治家とテロ事件 …………………………………………………………23
一、大久保利通暗殺 明治十一年五月十四日 24
体に突き立った四本の剣 24
島田一郎の大久保暗殺理由 28
西郷南洲の人間的魅力 31
二、板垣退助暗殺未遂 明治十五年四月六日 35
板垣死すとも自由は死せず 35
三、森有礼暗殺 明治二十二年二月十一日 38
憲法発布の日の惨劇 38
不敬行為の背景 42
横山安武の切腹 45
四、大隈重信暗殺未遂 明治二十二年十月十八日 50
暗殺と自決 50
殉国の覚悟 53
頭山満の大アジア主義 58
五、大津事件 明治二十四年五月十一日 65
日本を震撼させたニコライ二世暗殺未遂 65
日本人の誠実な対応 69
ニコライ二世と日露戦争 73
ニコライ皇帝密殺事件 79
六、星亨暗殺 明治三十四年六月二十一日 87
一殺多生の思想 87
伊庭兄弟の運命 91
七、阿部守太郎暗殺 大正二年九月五日 95
私怨のためではなく国家のためである 95
八、山本宣治暗殺 昭和四年三月五日 99
「山宣、万歳!」の声 99
七生義団の狙い 103
九、井上準之助暗殺 昭和七年二月九日、三月五日 107
血盟団による暗殺第一号 107
一人一殺の思想 111
十、二・二六事件 昭和十一年二月二十六日 117
昭和維新の断行 117
元老・重臣らの暗殺 121
軍法会議の判決 133
慟哭の遺書 136
十一、河上丈太郎暗殺未遂 昭和三十五年六月十七日 166
社会党に対する怨念 166
十二、浅沼稲次郎暗殺 昭和三十五年十月十二日 169
山口二矢と日本愛国党 169
狙うは浅沼稲次郎 174
十七歳の思想と信念 178
日比谷公会堂の惨劇 183
十三、ライシャワー暗殺未遂 昭和三十九年三月二十四日 192
親日米大使を襲った凶刃 192
十四、国松孝次長官暗殺未遂 平成七年三月三十日 196
オウム真理教による大規模テロ 196
警察庁長官への狙撃 197
第二部 総理暗殺 ……………………………………………………………………………………201
十五、伊藤博文元総理暗殺 明治四十二年十月二十六日 202
ハルビンの凶行 202
安重根の正体 205
十六、原敬総理暗殺 大正十年十一月四日 209
平民宰相の突然の死 209
原暗殺の原因 213
十七、浜口雄幸総理暗殺未遂 昭和五年十一月十四日 217
白昼堂々の犯行 217
浜口の運命 222
十八、犬養毅総理暗殺 昭和七年五月十五日 225
五・一五事件の全貌 225
話せばわかるじゃろう 231
十九、岸信介総理暗殺未遂 昭和三十五年七月十四日 236
老練な右翼の犯行 236
二十、安倍晋三元総理暗殺 令和四年七月八日 240
衆人環視の中の狙撃 240
手製銃による凶行 243
警備上の問題点 248
暗殺者の悲惨な少年期 253
復讐心の芽生え 256
山上のツイッターへの投稿 260
決行前日に出された手紙 275
海外での安倍氏の高い評価 282
主要参考文献 290
おわりに 292