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漫画 グデーリアンと機甲戦

著:石原 ヒロアキ
監:大木 毅

紙版

内容紹介

「ドイツ装甲部隊の父」と謳われた名将グデーリアン。戦後刊行された回想録『電撃戦』には理想的な軍人像として美化されているが、最近の軍事史研究では、その評価は変わりつつある。実際は我が強く、利己的で、実に人間臭い男であった。参謀総長代理になっても東方重視で、個々の作戦の勝利のみを追求し、自分の育てた装甲部隊を偏重した。しかし、その一方で装甲部隊指揮官として幾多の戦場で歴史的勝利を重ねた輝かしい実績は誰も否定できない。戦車運用で戦場に革命をもたらしたグデーリアンの生涯を漫画で再現する!

目次

〈監修者のことば〉
漫画で示される新しいグデーリアン像(大木 毅)
グデーリアン略年譜
第1話 第1次世界大戦
第2話 ドイツ装甲部隊に誕生
第3話 戦車に注目せよ!
第4話 ポーランド侵攻
第5話 フランス侵攻
第6話 バルバロッサ作戦
第7話 タイフーン作戦
第8話 装甲兵総監
第9話 参謀総長代理
付録:第2次世界大戦後の機甲戦
作者ノート
主な引用・参考文献

著者略歴

著:石原 ヒロアキ
石原ヒロアキ(本名:米倉宏晃)
1958年、宮城県石巻市生まれ。青山学院大学卒業後、1982年陸上自衛隊入隊。化学科職種幹部として勤務。第7化学防護隊長、第101化学防護隊長を歴任。地下鉄サリン事件(1995年)、福島第1原発事故(2011年)で災害派遣活動に従事。2014年退官(1等陸佐)。学生時代赤塚賞準入選の経験を活かし、戦争シミュレーション漫画『ブラックプリンセス魔鬼』および自衛官の日常を描いた『日の丸父さん』(電子書籍で発売中)、『日米中激突!南沙戦争』『漫画クラウゼヴィッツと戦争論』『漫画マハンと海軍戦略』(以上、並木書房)を発表。現在、名将マンシュタインを題材に執筆中。
監:大木 毅
大木毅(おおき・たけし)
現代史家。1961年東京生まれ。立教大学大学院博士後期課程単位取得退学。DAAD(ドイツ学術交流会)奨学生としてボン大学に留学。千葉大学その他の非常勤講師、防衛省防衛研究所講師、国立昭和館運営専門委員等を経て、著述業。『独ソ戦』(岩波新書)で新書大賞2020大賞を受賞。主な著書に『「砂漠の狐」ロンメル』『戦車将軍グデーリアン』『「太平洋の巨鷲」山本五十六』『日独伊三国同盟』(以上、角川新書)、『ドイツ軍事史』(作品社)、訳書に『戦車に注目せよ』『「砂漠の狐」回想録』『マンシュタイン元帥自伝』『ドイツ国防軍冬季戦必携教本』(以上、作品社)など多数。

ISBN:9784890634163
出版社:並木書房
判型:A5
ページ数:220ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2021年12月
発売日:2021年12月13日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNB