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2023年 出版再販・流通白書 No.26

著:出版流通改善協議会

紙版

内容紹介

2023年における出版業界の再販・流通問題を1冊にまとめた白書。業界で取組む弾力運用の他、出版社、取次、書店での取組みを掲載。付録・再販契約の手引き【第7版】



今号の特集は『コロナ後の出版業界の変化と書店参入減への危機感』(文化通信社・星野渉氏)、『書店「無人営業」で経営者は何をすべきか』(出版ジャーナリスト・成相裕幸氏)をはじめとして、PubteXのAI配本・RFIDタグのチャレンジ、JPRO(出版情報登録センター)の最新動向、今年から本格稼働し始めたABSC(アクセシブル・ブックス・サポートセンター)の活動、インターネット・ガバナンス・フォーラム(IGF)での出版社による漫画海賊版対策の動向発表など。
また、2023年6月に正式にISDNからIPへと切り替えを行った「新出版ネットワーク」の歴史・経緯やこれからの課題をまとめた記事を収録。

目次

はじめに
1.特集
コロナ後の出版業界の変化と書店参入減への危機感(文化通信社・星野渉)
◎開店数の減少が顕著に
書店「無人営業」で経営者は何をすべきか(出版ジャーナリスト・成相裕幸)
◎溜池山王に無人書店
持続可能な出版流通を目指して-PubteXがチャレンジするAI配本最適化、RFID-
◎RFIDトライアル 大垣書店Kotochika御池店
街の本屋さんを元気にして、日本の文化を守る議員連盟について
韓国書店・図書館視察報告
秋の読書推進月間「BOOK MEETS NEXT2023」パワーアップして展開
新出版ネットワークの現状と課題
「雑誌情報」もJPROにお任せを
読書困難者の読書環境を整備し、出版者のアクセシビリティへの取組みを支援するABSC設立
なぜ出版社は「IGF」に全力で参加したのか?-海賊版と戦うためにインターネットの国際会議で訴えたかったこと-
2.業界で取組む弾力運用
(1)出版社共同企画「謝恩価格本フェア」
(2)神保町ブックフェスティバル
(3)上野の森 親子ブックフェスタ2023
(4)第13回BOOK MARKET 2023
3.各者の流通改善・弾力運用
◎出版業界からの著作物再販ヒアリング議事概要
◎雑誌作成上の留意事項の一部改訂について
(1)出版社の取組み
[出版社一覧](23社)
オーム社、偕成社、Gakken、KADOKAWA、河出書房新社、金の星社、講談社、光文社、集英社、
主婦の友社、小学館、ダイヤモンド社、筑摩書房、中央公論新社、東洋経済新報社、徳間書店、
日経BP、扶桑社、双葉社、文藝春秋、ポプラ社、マガジンハウス、森北出版
① 再販制度の弾力運用
② 流通改善の取組み
(2)取次の取組み
① 中央社、② トーハン、③ 日教販、④ 日本出版販売、⑤ 楽天ブックスネットワーク、⑥ 東京出版物卸業組合(神田村)、⑦ 日本出版取次協会
◎トーハン DNP 桶川Cに書籍製造ライン導入
(3)書店の取組み
① 日本書店商業組合連合会
② ブックエース 雑誌買切施策で大きな効果
③ 各地のご当地書店大賞&大商談会
④ 「BOOK EXPO 2023 秋の陣」開催
◎「書店大商談会」異例の措置
◎大阪でBOOK EXPO 2023開催
◎日本ど真ん中書店会議 愛知・岐阜・三重組合が共催
◎九州選書市 4年ぶり開催
4.出版統計
① 出版物の販売金額(電子書籍含む)
② 書店数の状況・無書店地域の概要
③ 2023年上半期の出版市場
5.資料編
① 紀伊國屋書店/日販/CCCが新会社設立へ
② 新会社「ブックセラーズ&カンパニー」設立
③ 日販 コンビニ流通撤退へ
④ 出版輸送存続で意見交換
⑤ 韓国、再販制(図書定価制)に初の「合憲」判断
⑥ 米国書店大手「バーンズ&ノーブル」経営再製が軌道に
◎出版物再販問題略年表
再販契約の手引き【第7版】

付属物

再販契約の手引き【第7版】を付録として収録。同手引きは再販売価格維持拘束に関する出版界の歴史や出版社や取次、書店における「再販売価格維持契約書」のひな型も収録している。また、部分再販、時限再販等の取り扱いや表示例なども記載。

ISBN:9784890031627
出版社:日本書籍出版協会
判型:A4
ページ数:128ページ
価格:1300円(本体)
発行年月日:2023年12月
発売日:2023年12月27日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:GLK