【目次紹介】
巻頭グラビア
はじめに~藤戸ひろ子から
はじめに~ともに学んだ教員から
第1部 今を生きるアイヌ民族を学ぶ授業
第1章 和人との関係でみるアイヌの歴史 石川康宏
和人・日本人・民族って
北海道と本州の時代区分のちがい
縄文人からアイヌ・和人・琉球人へ
続縄文から擦文、アイヌ(ニブタニ)文化期へ
入り込む和人たちとのたたかい
明治政府による支配と同化
「北海道旧土人保護法」は廃止されたが
「国連先住民族の権利宣言」から
遺骨返還をめぐる国と大学の上から目線
第2章 「共生」の視点に学ぶ 大澤香
授業を担当するにあたって
神謡の世界から考えるカムイとアイヌの関係
「わたし」は誰でしょう?
アイヌとカムイの相互関係としての「循環」
カムイユカㇻの背後にある「循環」の思想
カムイ(=他者)の声を聴くこと
現代社会への問いかけ
第3章 アイヌの言語 建石始
授業を担当するにあたり
はじめに
言語と方言の違い
消滅危機言語
アイヌ語の現状
おわりに
授業を終えて
第4章 みなさんからのお話
(1)アイヌの世界観とは 中井貴規
(2)宣教師ジョン・バチラーの足あとを辿る 廣岡絵美
(3)私の中のアイヌ 関根摩耶
第2部 藤戸ひろ子さんに聞く
第1章 アイヌのゆたかな文化を伝えたい――藤戸ひろ子さんの授業の内容 石川康宏
互い違いの歴史
信仰と唄と踊りと紋様
手仕事と食文化と交易
私自身のアイヌ――知ってほしいこと
第2章 〈座談会〉藤戸ひろ子さんを囲んで 藤戸ひろ子 石川康宏 建石始 大澤香
アイヌについて学ぶ初めての授業
若い人たちに伝えることのうれしさ
アイヌを知らないからこそ伝えたい
苦難の歴史ばかり強調されることの苦しさ
「あの鹿、おいしそう」と言った息子
消されたアイヌ集落の存在
山や川の名称は全部アイヌ名だが
学校の「日本史」が教えないアイヌの歴史
最初は半信半疑でしたが
もっと身近な存在だったかもしれない
印象的だった「カムイが呼んでいる」
カムイはすぐそこにいる
みんなに分け与える社会
地球上のどこかに同じような言葉が
一緒に歌い踊りながら継承していく
藤戸ひろ子という1人のアイヌの考え方
アイヌ各人の判断・体験を尊重して
自分が生きてやらなければならない使命
見世物として働いていたおばあちゃんの歴史
授業を聴いて「勇気をもらった」学生
人や社会の多様性をありのままに知る