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生きづらさに向き合うこども

著:平井美津子

紙版

内容紹介

現代社会で、思春期の子どもが抱える生きづらさは、私たち大人の想像を大きく超える。40年間にわたる中学生たちとの格闘の末に抱いた思い――「絆よりゆるやかにつながろう」。子どもにかかわるすべての人たちに20のストーリーを通して放つメッセージが心を揺さるぶる。シンママ大阪応援団「ママのためのZoom講座」をベースに執筆。

【映画「教育と愛国」監督 斉加尚代氏 推薦!!】
教え子との別れは突然やってきた。正直な人間でありたいと葛藤し、現場での抗いを失わない教師と彼女を「みつこ」と慕う多感な中学生たちの素顔が胸に迫る。保護者必読!

目次

ママたちの心が少しでも軽くなりますように~平井美津子さんの本を届けたい
はじめにお寿司食べたい
保護者に支えられ、育てられ
母とうまくいかない子
毒を吐く子
 思春期相談① オンラインゲームで高額課金になった
うそをつく子
交通費ないねん
おれこのままやったらおかん殺してしまうかも
うちの子のことなんか気にしてくれてませんやん
 思春期相談② 家事を手伝わない息子に苛立ち
家族ってなんだろう?
私の高校、決めて
学校で起きる性暴力
お母さんになってください
命があれば
 思春期相談③ 「かまってちゃん」の子どもにどう向き合えば
健太のこと
怒らへんでありがとう
平和の尊さを伝えたい
 思春期相談④ 「うるさい」「オレの勝手や」「死ね」「くず」などの暴言
教師になりたい
普通の家がほしい
お父ちゃんなんかいらん
妻って、母って、家族って
平井美津子さんのホンネ人生〈本庄豊〉
おわりに

著者略歴

著:平井美津子
1960年生まれ。大阪府大阪市出身。立命館大学文学部史学科日本史学専攻卒業。奈良教育大学大学院教育学研究科修士課程修了。大阪府公立中学校教諭、大阪大学・立命館大学非常勤講師。
子どもと教科書大阪ネット21事務局長。大阪歴史教育者協議会常任委員。
専門は、日本軍「慰安婦」問題、沖縄戦。
著書に、『教科書と「慰安婦」問題 子どもたちに歴史の事実を教え続ける』(群青社)、『「慰安婦」問題を子どもにどう教えるか』(高文研)、『原爆孤児「しあわせのうた」が聞こえる』(新日本出版社)、『サンフランシスコの少女像~尊厳ある未来を見つめて~』(日本機関紙出版センター)、『教育勅語と道徳教育~なぜ今なのか~』(日本機関紙出版センター)、『戦争孤児たちの戦後史』第一巻、第二巻(編著、吉川弘文館)、『観光コースでない京都』(共著、高文研)など多数。

ISBN:9784889002683
出版社:日本機関紙出版センター
判型:4-6
ページ数:266ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2022年06月
発売日:2022年05月31日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JNA