出版書誌データベース

新日鉄誕生に代表される戦後日本経済の再建・発展に
尽力したほか、歌舞伎の興隆、さだまさしの生みの親
などの文化活動もサポートし続けてきた。
生涯、黒子に徹し「財界官房長官」の異名をもつ人物
像の全貌、多士済済の生の声の真実に引きづりこまれ
る。現代人にとって学ぶべきことがあまりにも多い。
作家 高瀬毅氏の渾身の名著。

《目次》
第一章　番頭から事業家へ
第二章　暗転と再生
第三章　混乱期の飛躍
第四章　財界への進出
第五章　政治を動かす
第六章　人と情報の交差点
第七章　資源派財界人への飛躍
第八章　「静」の中山、「動」の今里
第九章　多彩な経済外交
第十章　大型プロジェクトを動かす

著：高瀬毅
＜著者プロフィール＞高瀬 毅（たかせ つよし）
ノンフィクション作家。戦争、原爆、人物論を主なテーマとする。
1955年長崎市生まれ。明治大学政治経済学部卒業。ニッポン放送入社。
報道記者、ディレクターとして活躍。1982年ラジオドキュメンタリー
「通り魔の恐怖」で日本民間放送連盟最優秀賞。1989年からフリー。
テレビ、ラジオでコメンテイター、キャスターなど務める。
雑誌「AERA」で人物ドキュメントを30年近く担当、40人の著名人を
書いてきた。2009年『ナガサキ　消えたもう一つの「原爆ドーム」』で
平和協同ジャーナリスト基金賞奨励賞。その他著書多数。