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イタリアの黒死病関係史料集

編訳:石坂 尚武

紙版

内容紹介

本邦初のイタリアの黒死病(ペスト)関係史料の翻訳。時代は中世末期(14世紀)~近世の,年代記・日記・覚書き・都市条例・書簡・例話・教会の台帳・絵画注文の規約書・市民が書いた遺言書等々多岐にわたり,原典はラテン語・イタリア語計51点。本書による今後の中・近世史の新展開が期待される

目次

第1部 1347年の黒死病の到来
第2部 1348年の黒死病に襲われたイタリア中部(トスカーナ地方)
第3部 黒死病とサヴォイア公領のユダヤ人の迫害
第4部 例話に見る心性――高まる煉獄への恐怖
第5部 コムーネの疫病条例
第6部 トレチェントの黒死病を生きた人文主義者ペトラルカ
第7部 いかにして疫病に対処するか
第8部 ルネサンス人文主義者の疫病論
第9部 大規模ペスト期の苦難を生きる
第10部 『死者台帳』
第11部 大規模ペスト期の市民の遺言書
第12部 15世紀の黒死病――小規模ペスト期
第13部 黒死病と絵画の注文
あとがき/注・参考文献(欧文・和文)

ISBN:9784887084353
出版社:刀水書房
判型:A5
ページ数:770ページ
定価:14000円(本体)
発行年月日:2017年12月
発売日:2017年12月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHD
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1DST