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刀水歴史全書 49

スイス傭兵ブレーカーの自伝

著:ブレーカー,U.
訳:阪口 修平
訳:鈴木 直志

紙版

内容紹介

18世紀スイスの貧農に生まれ,だまされてプロイセン軍に売られ,七年戦争の折に逃亡。筆者ブレーカーの生涯でもっとも劇的なこの傭兵体験を始め,赤裸々に綴られた半生の記録はスイス民衆文学の傑作とされる

目次

第1章 少年時代
  1.わが一家の由来
  2.私の誕生日(1735年12月22日)
  3.最初の記憶(1738年)
  4.当時の状況
  5.早くも危機に(1739年)
  6.ネッピスにいた頃のご近所さん
  7.ドライシュラットへの引越し(1741年)
  8.家計のやりくり
  9.身辺の変化
 10.祖父の死の直後におこったこと
 11.できることならなんでも
 12.遊びざかりの年頃
 13.われれが地ドライシュラットのようす
 14.ヤギ番の小僧
 15.どこへどのくらい
 16.牧童の喜び
 17.牧童の不満
 18.幾度もおとずれた生命の危機
 19.友だち
 20.思春期の葛藤、牧童をやめる
 21.新たな仕事、新たな心配事(1747年)
 22.ああ、なんと不幸な好奇心
 23.聖書の購読(1752年)
 24.新しい友だち
 25.当時の家の状況
 26.ヴァットヴィルのシュタイクへの引越し(1754年)
 27.神が与えた試練
 28.日雇いに出る
 29.どうすればいい?つきることない物思い 
 30.その後のなりゆき
 31.恋物語まだつづく、だがときどき横やりも入る
 32.今度こそ(1755年)
第2章 軍隊生活
 33.旅立ちが近づく
 34.故郷との別れ
 35.いま一度恋人に
 36.ゆっくりと先に
 37.真新しい宿舎
 38.予期せぬ訪問客
 39.その後
 40.ああ、母よ
 41.行きつ戻りつの日々
 42.前の話、まだ続く
 43.もう一度続き、それから、さらばロットヴァイル!さらば永遠に!
 44.ベルリンの旅
 45.話しがちがう!
 46.それで私は本当に兵士なのか?
 47.さあ、大変だ
 48.ベルリンのようす
 49.出発まであと少し
 50.さよなら、ベルリン!―もう帰ってこないだろう
 51.ピルナまでの行軍ルート
 52.勇気と不満
 53.ピルナでの野営
 54.ザクセンの野営地の占領など
 55.ロボジッツの戦い(1756年10月1日)
 56.立派に戦ったわけでもなかったが、結局運よく脱出する
 57.故郷へ!故郷へ!何が何でも故郷へ!
 58.おお、いとしい麗しの祖国よ!
第3章 一家の主として
 59.さて、何を始めようか
 60.結婚を考える(1758年)
 61.意中の女性、現る

ISBN:9784887082403
出版社:刀水書房
判型:4-6
ページ数:263ページ
定価:2800円(本体)
発行年月日:2000年
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNB