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増補改訂版 生協の道

西村一郎・最後のメッセージ

著:西村 一郎

紙版

内容紹介

命と平和のために、生協はどうあるべきか。
協同組合の理念と実践、生協人たちの熱き想い――。
丹念な取材でその本質に迫る。
「歩く・聴く・書く」ことを最期まで貫いた著者の集大成。

目次

刊行にあたって   上田裕子・飯島信吾

第一部 私がルポを書き続けられたわけ
――同行二人・これからも柳澤明朗さんと共に

 はじめに
 一 母千枝さんに手を引かれ
 二 妻節子さんとの歩み  
 おわりに

第二部 生協で生きてルポを書き続けたこと

   はじめに   
 一  生協とはなにもの   
 二 次の時代への手がかり     
 三 種子法廃止とこれからの日本の農業を考える
 四 生協産直を考える   
 五 生協の産直と生産者への期待   
 六 生協と地域づくり――組合員リーダーの役割は
 七 今一度、「生協と生協人のあり方」を考える  
 八 ドラッカーとフランクルの思想も生協に   
 九 生協らしさを考える   
 一〇 コロナと生協を考える1 中長期の見通しも
 一一 コロナと生協を考える2 原点の再確認   

  資料 「生協は今」の全リスト

第三部 「平和への希求」と未来を拓く「生協の産直」

 1 被爆ハマユウの祈り   
  
  一 被爆ハマユウ
  二 被爆ハマユウの祈り         
  三 あとがき

 2 恩納村(沖縄)のネットワークづくり

  一 モズクでつながる   
  二 サンゴでつながる
  三 サンゴ再生の教訓を地域の活性化へ
  四 おわりに
  五 あとがき

第四部 生協人からの〝伝言〟

 一 死んだはずの命を生協で燃やし  高橋忠信さん   
 二 自らに内在する伸びゆく力を信じ  横関武さん
 三 ヒューマンケアを大切にする生協へ  野尻武敏さん   
 四 生協は国民の権利と平和を守るとりでに  岩佐幹三さん   
 五 食と農と平和にこだわって  宮村光重さん   
 六 平和とよりよい生活のために 斎藤嘉璋さん、下山保さん   
 七 楽しくなければ生協ではない  大藏律子さん
 八 友愛にもとづく協同社会を  野原敏雄さん   
 九 平和と暮らしのために  高橋晴雄さん   
 一〇 命・健康・平和を求め  謝花悦子さん     
 一一 生協で大切にした生活者目線を地域社会にも  立川百恵さん   
 一二 生協における働き方を考え続け  兵藤釗さん   
   

 あとがき  西村和枝

著者略歴

著:西村 一郎
略歴
1949年4 月29日 高知県生まれ  73歳
 70年 国立高知高専機械工学科卒、東大生協に入協
 75年 東大生協常務理事
 77年  大学生協東京事業連合食堂部次長
 86年  全国大学生協連合会食堂部長
 92年 公益財団法人生協総合研究所 研究員
2010年3月 生協総研を定年退職  その後、フリーの生協研究家、ジャーナリスト
2023年12月6日 永眠 
・研究テーマ  ①生協  ②食生活   ③平和
・所属    日本科学者会議 現代ルポルタ-ジュ研究会 被爆ハマユウクラブ 他 
・著書 ①「生かそう物のいのち」連合出版 1986年 、②「協同組合で働くこと」(共著 芝田進午監修) 労働旬報社 87年、③「学食ウオッチィング」三水社 88年、④「今、学生の食は」(編著)全国大学生協連 90年、⑤「トレンディ食ショック」芽ばえ社 91年、⑥「お酒に乾杯」連合出版 92年、⑦「炎の翼にのってー画業浦上正則、海外四十年の記」連合出版…

ISBN:9784886839633
出版社:同時代社
判型:4-6
価格:1800円(本体)
発行年月日:2024年04月
発売日:2024年04月02日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBF