第一章 金銭感覚が麻痺したNHK職員
「受信料値下げ義務づけ」法案見送り
車窓から感じ取った受信料の重み
最初の違和感は〝タクシーでランチ〟
タクシーチケットの甘い内部チェック
他のメディアと桁違いのタクシー使用
ある若手記者のタクシー使用が全国で突出
マイカー取材を認めない〝事なかれ体質〟
マイカー取材対応に見るNHKの〝あいまいな存在〟
第二章 受信料名簿の流用
受信料名簿の取材流用疑惑
「営業ルートで調べてもらっています」
机に放置されていた受信料名簿
名簿使用ならNHK報道の〝一人勝ち〟も
背景にある営業部が断りにくい事情
名簿管理の厳格化を進めるべき
第三章 忖度する報道姿勢
政治への忖度を感じたWEBページの「見出し」
上司から「支持率低下の文字を外せ」
菅内閣の支持率でも忖度が働いた?
WEBメディアのNHK報道は針小棒大な気も
「安倍は女の腐ったような陰湿な男だ」
NHK不祥事ネタはツイッターに出ない姑息処理
第四章 NHK選挙報道の実態
「選挙のNHK」の看板に疑問
NHKは「当確」、新聞社は「企画」で勝負
「この選挙で何を伝えるか」本質的な議論なく
当確判定を左右する「裏票」入手
勝負所の開票所には「特別チーム」派遣
裏票作りの苦労と癒着の危うさ
当確判定の「虚と実」
民放2社の当確ミスで〝NHKの声価〟に
当確ミスのリスクもあった〝数えミス〟
選挙ではヒヤリハット事例も
肥大化する選挙経費
選挙アルバイトの死亡事故
佐戸未和さんの過労死について
金太郎飴の選挙リポート
NHK記者の立候補で〝公正中立〟はどこにいった
第五章 NHK記者の働く環境
また首都圏放送センターで記者が急死
「羮に懲りて膾を吹く」NHKの働き方改革
「とにかく東京」の記者が急増
東京志向は記者の高齢化の弊害も
残念ながら私は〝ポンコツ〟だった
ストック用原稿の発注も無視
若手記者に試行錯誤させる地方局に
記者としての仕事のやりがい
カドミウム米の取材で「NHKはきちんと取材してくれた」
大学のバイト募集窓口で「地方ではNHKなのよ」
やりたい仕事でNGを言われることもなく
「地方枠2時間時代」には自分のコーナーも
第六章 アイドル騒動をめぐるトラブル
〝NGT騒動〟で感じた幹部の無責任体質
東京の報道局部署は「パイプがないので協力できない」
AKSとの橋渡しを務めた大物プロデューサー
秋元康氏サイドとNHKのトラブル
昼下がりの会議室での事情聴取
「なぜ勝手な返信をするのか」
芸能ネタを見下すNHKの体質
大物プロデューサーには聴取せず
第七章 NHK幹部の無責任体質
苦い記憶の「黒姫山死去の映像取り違え」
親方名の踏襲を見過ごしてしまう致命的ミス
水害報道で起きた放送事故寸前のハプニング
スタッフから打ち明けられたセクハラ
第八章 災害報道の現場と後方支援
NHKの存在意義示す災害報道の現場は
災害時の動員力の凄まじさ
他メディアには真似できない〝ロジ担〟
〝震度4〟なら記者は全員出局
仮想の災害訓練も不眠不休で準備
「思ったほどげっそりしていないなあ」
第九章 メディアスクラムの危うさ
PDという職種との付き合い
NHKは「メディア界のアメリカ」と思ったワケ
災害報道なみの大量の応援部隊
メディアスクラムの危うさも
容疑者をサウナまで追跡
ムダになった大量の弁当
東日本大震災時も似たケースが
NHKにみる中途採用者の悲哀
第十章 高額過ぎるNHK受信料
地方の休日のニュース枠削減が加速
主要ローカル番組も縮小の流れ
朝日新聞も問題視した北海道の合理化
結局進まない受信料の値下げ
「給料を2倍にする方法を教えよう」
かつての「日本薄給協会」は今は昔
スタッフにも月額約100万円の報酬
持ち家の職員にも毎月5万円の住宅補助
受信料の見直しを進めるべき
「受信料は半分」をベースに思い切った議論を