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ものが語る歴史 42

古代人の食事と健康 42

著:三舟 隆之

紙版

内容紹介

古代の日本人は何をどのように食べたのか。学際的な研究成果から、古代人の意外な食生活と栄養状態、さらに病気との関係を紹介する。

目次

第1章 日本人は何を食べてきたか
 1.古代食研究の方法と問題点
 2.古代の食を再現する難しさ
 3.理化学的アプローチの可能性

第2章 土器と古代食
 1.土器から探る古代食研究の可能性
 2.土器の名称とその用途
 3.土器で米を炊く
 4.土器で塩をつくる
 5.古代食の再現と土器研究の課題

第3章 文献史料から古代の食を再現する
 1.古代の食材とその加工・保存法
 2.古代の発酵食品と調味料
 3.文献史料にみえる調理法

第4章 古代食再現への試み
 1.現代の食品との比較
 2.写経所の給食を再現する

第5章 古代人の食と病
 1.写経生の食事と病気
 2.山上憶良の病気
 3.藤原道長と糖尿病
 4.天平7・9年の疫病大流行と食事療法
 5.『病草紙』にみえる食と病

終 章 古代食研究から何を読み解くか

ISBN:9784886219299
出版社:同成社
判型:A5
ページ数:218ページ
定価:3800円(本体)
発行年月日:2024年01月
発売日:2024年01月16日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBCC