一、打込台を使った攻め合いのひとり稽古
◎亀井 徹 :突然の郡部勤務、量の不足を一人稽古で補った
◎原田哲夫 :健康管理とパワーの向上。打突の軽さは素振りで改善した
◎矢作恵一郎:逆転の発想。右手の脱力より左手の強化を選んだ
◎林 達雄 :打込台を使った攻め合いのひとり稽古
◎小久保昇治:60歳を機に八段に挑戦。構えづくり、正確な素振りから始めた
◎岡田廣久 :ビデオ活用による軌道修正。居合刀による素振りを実行した
◎田口 昇 :居合に学ぶ剣道基本。思い真剣で腕力をつけた
◎一之瀬 仁:木刀・刀・竹刀で素振り900本。全剣連合同稽古にも欠かさず参加する
◎平井道典 :ぶら下げた5円玉を突く。左腰・左手で集中力を強化した
二、200段の階段を2分で昇る。立会いの感覚を身体に覚えこませた
◎白石輝志道:「8」にこだわった日常生活。農作業で審査の手順を体得した
◎首藤昭亮 :12年間のブランク。剣道の基礎体力作りからはじめた
◎原嶋茂樹 :片道40分の徒歩通勤。少ない稽古量を足腰強化で補った
◎入井徳明 :200段の階段を2分で昇る。立会いの感覚を身体に覚えこませた
◎末平佑二 :県庁舎19階412段の階段を昇る。ケガ予防の筋力トレーニングも取り入れた
◎河田清実 :一段飛ばしで9階の事務所に駆け上がる。少ない稽古量を足腰の強化で補った
◎中西 章 :街頭の鏡で構えをチェック。階段は爪先立ちで上がる
◎千葉胤道 :日常生活に稽古の場はいくらでもある
三、稽古姿をビデオで比較、合格者との違いを研究した
◎松下明房 :乗って打つ、応じて打つ。その一瞬の攻防を念頭において稽古した
◎川瀬能男 :年間三百日の稽古を十数年。稽古が楽しくなったときに合格した
◎新堀 強 :36年18回目にして一段上がった無心
◎松本 武 :稽古姿をビデオで比較、合格者との違いを研究した
◎大塚尚弘 :八段合格への3項目。攻め勝って打つ、反省する、ビデオを見る
◎本屋敷 博:八段受審10年と17回目の挑戦で合格した
◎藤牧守芳 :最後の八段審査背水の陣。日本剣道形で勝ちの収め方を感得した
◎長尾 大 :師は身近にあり
四、メモをとる・読み返す・イメージする・稽古する
◎松田勇人 :稽古覚書をしたためる。欠点を確認、修復の稽古に終始した
◎石川 暉 :30代からつけている稽古録。自分の弱い心を戒めた
◎栗原雅智 :メモをとる・読み返す・イメージする・稽古する
◎岡 政吉 :気負わない、造らない、柔らかく。剣道ノートを作ってチェックする
◎中島博昭 :剣道日誌に綴った先生方の教えを実行した
◎楢崎武司 :足構えで剣道が変わった
◎北條一弘 :素直な心で助言を聞き、それをひたすらに実践
◎神﨑 浩 :合格者と不合格者を分析。精神的要素の具体化に努めた
五、審査1ケ月前の決断。先の掛かりの稽古に切り替えた
◎田川順照 :アメリカ在住で八段合格。意識したのは先をとること・気勢の持続
◎濱口雅行 :上体を動かさない3寸の入り。左足拇指球を使った第二の攻めを研究した
◎長尾 進 :姿勢を崩さず正面を打つ。踏み込み足の出足と体勢の極め、余勢での送り足を工夫
◎花澤博夫 :審査1ケ月前の決断。先の掛かりの稽古に切り替えた
◎吉山文男 :打つべきところを正確に打つ。攻める技を身体に覚えこませた
◎小山秀弘 :六つの面打ち、こわした自分の稽古
◎長谷川弘一:呼吸法イメージトレーニングと腰始動型正面打突をくり返した
◎高村克人 :退かない、はずさない、崩れない。第一に心がけた合気になる稽古
◎下諸純孝 :剣道は打たれて強くなる。正しい姿勢で崩さない稽古を徹底した
六、3年計画で合格プランを立てる。次があるからの気持ちを捨て去った
◎末野栄二 :私がすすめる八段合格のための十か条
◎池田和夫 :何のため剣道をするのか、自分に対する問いかけからはじめた
◎太田欣之 :追いかけるから遠ざかる。無我に徹し、ただ精進あるのみ
◎三宅 一 :八段合格への12ケ条。心を開くと効果が上がった
◎谷 勝彦 :身体づくり、動きづくり、心づくり。生涯剣道への三本柱をつくり直す
◎山本重美 :段は与えられるもの。謙虚になって稽古を重ねた
◎伊藤要三 :3年計画で合格プランを立てる。次があるからの気持ちを捨て去った
◎久保木 優:八段合格につながった五つの取り組み
七、詰めた稽古、気を抜かない稽古、苦しい稽古が合格をもたらした
◎笠村浩二 :詰めた稽古、気を抜かない稽古、苦しい稽古が合格をもたらした
◎渡邉 香 :いつでも・どこでも・誰とでも「先」の気で自分を出し切る
◎茨木 貴 :自分のめざす剣道をイメージし、試す稽古から正す稽古を実践した
◎滝川貞司 :朝稽古の精神力。夜稽古で学んだ三無のおしえ
◎渡邉達郎 :恩師の教えを守り、初めての無心の境地を実践
◎仮屋達彦 :3つの間合いを常に意識。縁を切らない稽古をくり返した
◎森 文男 :一からの再出発。私が心がけた中身の稽古
◎成田勝利 :崩しても打たない。再度崩しを加えて打つ
◎関川忠誠 :打つと当てるを精査。ごまかした技を出さないことを心がけた
八、朝稽古で基本を確認。切り返しに半分以上の時間を費やす
◎井島 章 :受けにまわらず対応力を養う。学生との稽古で質向上に努めた
◎栗原憲一 :格好をつけない。基本中心の回り稽古が成果をあげた
◎菅崎吉雄 :四つの課題と師の教えを実践した
◎中西安広 :「行き詰まったら基本に戻れ」を自分に言い聞かせた
◎東 日出男:朝稽古で基本を確認。切り返しに半分以上の時間を費やす
◎神成一男 :不況で6年の稽古中断。愛知県警で基本と地稽古をやりなおす
◎上原勲雄 :生徒全員と2分の立会。2分間を体内にしみこませた
◎米倉 滋 :先の気位で初太刀一本。一足一刀から打ち切る
◎田代潤一 :業前に心の扉をノックして機を見て捨て切った大技を心がけた
九、剣道具を車に準備。出張先も道具持参で稽古を願う
◎重松 隆 :敵は心の内にあり。迷いを克服して自信がわいた
◎平子允秀 :老舗パン屋の経営と八段審査。心がけた起床・就寝・食事のリズム
◎桜井鋭治 :良き師を求めて稽古をいただきに行く
◎猪俣 弘 :運転中に間と起こりを鍛える。対向車のナンバーを察知する
◎松原 治 :追跡追尾で間をつかむ。状況変化をとらえる力がついた
◎山下和廣 :自己流では合格できない。京都、名古屋、大阪へ出稽古に行った
◎野村良三 :剣道具を車に準備。出張先も道具持参で稽古を願う
◎栗原正治 :4か所の道場に防具を置く。できるときに一本でも稽古した
◎渡並 直 :QC活動に学ぶ技術の改善、心の改善
十、審査は二分間三本勝負、二本取得をめざした
◎山中洋介 :立会前の3つの決意。技は面、引かない、打ち切る
◎會田 彰 :審査は二分間三本勝負、二本取得をめざした
◎神山芳男 :審査当日は集中しかない。待ち時間は動かず、呼吸を調えた
◎山内正幸 :奥歯のかみ合わせと左足のため。打突の機会に反応する稽古を心がけた
◎橋本健藏 :立会30分前から自己暗示して気を充実させた
◎青木 茂 :上懸かりの稽古で捨て身を養う。自宅では1日1回竹刀を握った
◎野口慎一郎:つまるところ、私の場合、気持ちの持ち方が一番であった
◎宮田秀昭 :動物の生態から「ため」と「爆発」を学んだ
◎松井 明 :攻め打ちは剣道の中心。これができれば合格できる
◉ 昇段審査合格五つの法則 林 邦夫