○九州学院高校〔熊本〕
米田敏郎・過去に目を向けることなく今すべきことをやり遂げる
素振り 大きく肩を使い、左足の引きつけに気をつける
足さばき 身体の軸をぶらさず、左足に重心を乗せることを意識する
基本打ち 大きく正しい動作で行ない、徐々に打突動作を小さく速くしていく
技の研究 攻めに対して相手がどう動くか、一歩先まで読んで打突する
応じ技・応用稽古 ただ崩して打つのではなく、理に適った場面で技を出す
実戦稽古 地稽古は攻めの強弱を意識し、試合稽古は本番の状況を想定する
星子啓太✖梶谷彪雅「二人で、約束の場所へ」
○水戸葵陵高校〔茨城〕
君島範親・”勝たせ方”ではなく”勝ち方”を教え続けた30年
体幹 アスリートさながらのサーキットトレーニング
チューブトレーニング 打突後の体勢づくり いつでも打ち出せる状態を維持する
押し 床を蹴るのではなく押して前に出る感覚を身につける
詰(つめ) 相手を追い詰めて逃がさない 下がらずに攻める意識を浸透させる
葵陵の面 左足の引きつけと打突を一致させる面打ち
懸かり稽古 懸かり稽古は開始の合図のみ 自分の限界は自分で決める
○明豊高校〔大分〕
岩本貴光・”四位一体”による最高の環境で新たな伝統をつくり上げる
至短稽古+α 少ない時間で実を上げる 達成感の積み重ねが本当の力になる
素振り ”大強速軽”を意識し縁を切らずに最後まで打ち切る
足さばき 足腰の強化は最優先課題。剣道を学ぶための土台をつくる
基本打ち 追い込み形式で縁を切らず必ず一本になる打突力を身につける
追い込み稽古 打たれっぱなしで終わらせない。複数の元立ちに連続で打ち込む
大学生との合同稽古 大学生に胸を借り頭と身体の両輪を働かせて学ぶ
○本庄第一高校〔埼玉〕
相川浩一・”相内の勝負”を求めることが生涯剣道につながる道だと信じて
”相打ちの勝負” 合気になった瞬間に逃げない。取られないではなく、取る剣道にこだわる
基本打ち 相打ちで勝てる打突を稽古する。打突後は三歩だけ素早く抜けるイメージを持つ
つばぜり合いからの相打ち勝負 自分が打ちやすい間合を残して追い込み相手が打ってくる瞬間を狙う
追い込み稽古 ぶれない体幹をつくり、足の使い方や俊敏さを身につける
○高千穂高校〔宮崎〕
野口貴志・練習量に裏打ちされた土台。土台があるからこそ自主性が育つ)
足さばき 重心の位置を意識して体幹がぶれないように身体を運ぶ
追い込み稽古 左足で身体を前に出し大きく肩を使って竹刀を振る
技の練習 打突に至るまでの過程を意識。つねに攻め崩してから打つ
地稽古・掛かり稽古 攻め合いのある地稽古。掛かり稽古は素早い体勢づくりを身につける
選手インタビュー 高千穂高校がくれたもの
卒業生寄稿 わたしと高千穂高校と剣道
監督―その人間像を探る 剛気溢れる情熱家 吉本政美監督
○奈良大学付属高校〔奈良〕
森本大介・伝統の継承と強き志で日本一への挑戦を続ける。
ラダー&足さばき 木刀を構えて行なうラダー。足さばきは左足と踏み込み足を意識
切り返し&基本稽古 刀筋を意識して連続で行なう切り返し。基本稽古では技のかたちを確認する
技の練習 攻めのパターンを工夫して打つ。確実に一本にするための三つの音
朝稽古&トレーニング 朝の時間を利用したトレーニング。朝稽古は追い込みで身体をつくる
お互いの地稽古が少ない
正強高校・奈良大学附属高校で学んだこと
○島原高校〔長崎〕
渡邉孝経・勉強も剣道も最善を尽くす。「文武両道」こそ勝利への道
体幹トレーニング わずかな時間も無駄にしない。準備運動の代わりに体幹を鍛える
素振り 打突時、打突後のフォームを意識し、正しい打突姿勢を身につける
タイヤ打ち 身体をさばきながら行なうタイヤ打ち。手の内を鍛えて身体の使い方を知る
足さばき 剣道の土台となるは足さばき。つねに適正な姿勢を維持する
追い込み稽古 打突後の備えを忘れず、つねに打ち出せる足構えをつくる
受け継がれる島高魂