コピペと捏造
監:一般社団法人 情報科学技術協会
著:時実 象一
内容紹介
現代のネット社会では,コピペ,パクリ,捏造,改竄などが日常化し不適切な行為と戒められています。しかし,何がいいか,何がいけないか,必ずしもクリアにならない事例もたくさんあります。絶対的な物差しはありません。本書では,多様な実態を整理し,議論を進めていくための手がかりを提供します。
目次
序 どこまで許されるのか
第1部 あらゆる分野にはびこるコピペとパクリ
1 歴史上に見られる盗用
2 小説に見られる盗用のパターン
3 判断のむずかしいノンフィクションの盗用
4 その他の分野の盗用
5 出版社による盗用と海賊版
6 後を絶たない新聞記事の盗用
7 美術における模写と盗用の違い
8 音楽の類似と盗用
9 映画・演劇における盗用と翻案
10 漫画に見られるトレース疑惑
11 キャラクターや商標の盗用
12 コピペの対象ウィキペディアについて
13 事件になる政治家や役所のコピペ
14 教育現場におけるコピペの意識
第2部 バレないと困るパロディの世界
1 裁判になったパロディ事件
2 贋作もあるデザインのパロディ
3 替え歌に代表される音楽のパロディ
4 絵画のパロディ
5 映画に見るパロディとオマージュ
6 商品に見るパロディの線引き
7 日本文化の中のパロディ
8 そのほかの分野のパロディ
第3部 怪しい捏造と改竄
1 結論ありきのテレビの捏造
2 ドキュメンタリーの捏造と真実の境界
3 美術における贋作
4 人を欺く文書の改竄
5 なんでもありの写真の改竄
6 悪意あるデジタル記録の改竄
7 許されざる捜査当局による捏造と改竄
8 ゴースト・ライターは納得の世界
9 さまざまな分野での学歴詐称
10 楽しい捏造
おわりに 厳しいだけではない寛容さを求めて
ISBN:9784883672707
。出版社:樹村房
。判型:4-6
。ページ数:222ページ
。定価:1800円(本体)
。発行年月日:2016年11月
。発売日:2016年11月01日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:GLK。