近江旅の本
近江の陣屋を訪ねて
編著:中井 均
紙版
内容紹介
江戸時代、居城を構えることが許されなかった藩の居住地や藩庁は陣屋と呼ばれている。滋賀県にはかつて大溝、仁正寺、宮川、三上、山上、小室、堅田の各藩が存在した。陣屋の周囲には武家町や商人や職人の住む町家も構えられ、菩提寺には墓所も設けられている。
明治維新により陣屋の建物はほとんど撤去されたが、実は移築・現存するものもある。また
往時の街路がそのまま利用されていたりもする。古絵図や藩庁間取り図や昭和の写真などを頼りに往時の小藩の痕跡を辿る旅をしてもらいたい。
目次
第1章 陣屋とは何か
第2章 仁正寺藩陣屋
陣屋の歴史/陣屋の構造/陣屋の遺構と周辺を訪ねて
第3章 宮川藩陣屋
陣屋の歴史/陣屋と日枝神社/明治の新陣屋と家臣団屋敷
第4章 大溝藩陣屋
大溝陣屋までの歴史/陣屋の歴史/陣屋の構造/
陣屋の遺構と周辺を訪ねて/大溝藩主分部家墓所/解明 大溝城
第5章 その他の大名陣屋
三上藩陣屋/山上藩陣屋/小室藩陣屋/堅田藩陣屋