はじめに 001
第1章 序 論
第1節 研究の目的 004
第2節 先行研究 009
第1項 会話分析 009
第2項 ポライトネス理論と親密性 015
第3項 接客と言語 021
第3節 本研究の視点と方法 027
第1項 研究の概要 027
第2項 フィールドの選定と調査方法 030
第3項 会話の転写方法 031
1.転写に基づく会話分析の方法 031
2.転写方法の説明 034
第4項 本書の構成 036
第2章 会話の場としてのスナック
第1節 スナックの接客内容および位置づけ 040
第2節 スナックで働く女性 044
第1項 経営者兼接客者 045
第2項 長期・定期の被雇用女性 046
第3項 短期・不定期の被雇用女性 047
第3節 スナックのママ―インタビューとフィールドワークをもとに 048
第1項 ママM(スナックA) 049
第2項 ママF(スナックB) 051
第3項 ママK(スナックC) 053
第4節 客とスナック 055
第3章 スナックAの接客場面における会話分析
第1節 全セッションと会話参加者に関する情報 060
第2節 親密性の構築過程でみられる接客者と客の会話の特徴 062
第1項 スピーチレベル 062
第2項 自己開示 070
1.自己開示にかかわる言語行動のパターン 071
2.自己開示の内容に関する特徴 077
第3項 ユーモアの表出 084
1.遊戯的ユーモアと攻撃的ユーモア 086
2.ママMと男性客Iのユーモアの表出のパターン 088
3.ユーモアの表出に関する会話連鎖のパターン 092
4.ユーモアの効果に関する考察 095
第4項 パラ言語的特徴 097
第3節 接客者に特徴的にみられる言語ストラテジー 100
第1項 スピーチレベル・シフト 100
1.スピーチレベル・シフトのタイミングと方法 100
2.スピーチレベルに反映される平等性の確保 105
第2項 個人情報の記憶の表示による関係維持のストラテジー 111
第3項 ユーモアの発話以外で楽しさを演出するストラテジー 117
第4項 発話意図を強調するパラ言語的特徴 119
第4節 小括 123
第4章 スナックにおける接客言語ストラテジー
第1節 スナックB, Cの女性接客者の言語行動の特徴 128
第1項 スピーチレベル・シフトによる立場の表示 129
第2項 開示情報の制限 133
第3項 攻撃的ユーモアの表出 136
第2節 三名の女性接客者の言語行動の傾向 141
第3節 小括 144
第5章 実験観察による検証
第1節 仮設スナックにおける言語ストラテジーの検証 148
第2節 実験観察の結果と分析 152
第1項 スピーチレベル 152
第2項 自己開示 155
第3項 ユーモア 160
第3節 考察 164
第1項 接客者の立場 165
第2項 ママMとの比較 167
第4節 小括 173
第6章 結 論
第1節 接客言語ストラテジー 176
第2節 女性以外の接客者に関して 179
第3節 総括 181
参考文献
補遺データ
あとがき 248