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ギリシャ美術史入門

著:中村るい
絵:加藤公太

紙版

内容紹介

神々と英雄と人間たちが織りなす造形世界の魅力。
すべての時代の芸術家にとって、参照すべき古典であり乗り越えるべき規範でもあるギリシャ美術。その全体像をやさしく学べる入門書。

目次

はじめに
第1章古代ギリシャと西洋美術
第2章エーゲ美術 ―クレタ島とテラ島
第3章トロイ神話と発掘
第4章陶器の世界 1
第5章陶器の世界 2
第6章アルカイック期の彫刻
第7章デルフィ ―アポロの聖域
第8章オリュンピア ―ゼウスの聖域
第9章クラシック期の彫刻と絵画
第10章パルテノンとフェイディアス
第11章クラシック後期からヘレニズム
おわりに

[コラム]
ギリシャの神々
ローマン・コピー
現代から過去の美術品を解釈すること、引用すること
文学(ホメロスほか)
発掘調査の実際と研究所生活
陶器の形と用途
黒像式・赤像式の絵付けの技法
ギリシャ世界の男性観・女性観
古代ギリシャの衣裳
文様
石膏デッサンとギリシャ彫刻
神殿建築の構造と建築様式
新古典主義(ギリシャ回帰について)
彫刻への彩色
黄金分割の概念と身体尺

著者略歴

著:中村るい
東京生まれ。東京藝術大学大学院修士課程修了。1995年、ハーバード大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。現在、高知大学准教授。専門はギリシャ美術史。1991年、イスラエル・カエサリア遺跡発掘。1992〜93年、アメリカ古典学研究所(於アテネ)研究員。第2回鹿島美術財団賞受賞。著書に『古代ギリシャの彩色墓碑研究』(英文、UMI社)、『ギリシャ美術史―芸術と経験』(翻訳、J・J・ポリット著、ブリュッケ)など。
絵:加藤公太
東京生まれ。2013年、東京藝術大学大学院博士後期課程修了。博士(美術)。現在、順天堂大学解剖学・生体構造科学講座助手、東京藝術大学美術解剖学研究室非常勤講師、デザイナー、イラストレーター。著書に『手の百科事典』「手のモジュール」(分担執筆、朝倉書店)、「19世紀における西洋美術解剖学の歴史:日本の美術解剖学の前史として」(共著、日本医史学雑誌)、『遺伝子図鑑』(作画、悠書館)など。

ISBN:9784883034475
出版社:三元社
判型:4-6
ページ数:224ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2017年11月
発売日:2017年11月30日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AGA