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宇都宮大学国際学叢書 第14巻

外国人生徒の学びの場

多様な学び場に注目して

編:佐々木 一隆
編:田巻 松雄

紙版

内容紹介

両親とともに来日した外国人の子ども、日本語が十分でなく通学困難になった児童生徒。

宇都宮大学国際学部の新刊『外国人生徒の学びの場 多様な学び場に注目して』は、学校はもちろん学校以外の多様な学び場へも研究を進めた一冊だ。

教える立場、教わる立場、それにかかわる人々など、垣根を越えた様々な人たちの思いを伝える。

目次

【もくじ】
はじめに
序章

Ⅰ部 夜間中学、定時制課程、特別定員枠校
第 1 章 外国人集住地域における多様な学びの場の現状と課題
    ― 子どもたちの関係流動性および承認/包摂から捉える ―
第 2 章 夜間中学・定時制高校の制度と機能-ドイツとの比較を通して ―
第 3 章 定時制単位制高校における外国人生徒の教育を支える論理
    ― 外国人特別入試枠をもつ市立札幌大通高校の事例から ―
第 4 章 台湾の夜間中学の役割と社会的意義
    ― 補習教育と生涯教育の狭間に ―
 コラムⅠ ペルーの教育制度における代替的基礎教育の位置付け

Ⅱ部 学校以外の学びの場
第 5 章 自主夜間中学での学び
    ― 組織らしくない組織による学校らしくない学校づくり ―
第 6 章 移民の子どもに求められる多様な学びの場
    ― ペルー人移民団体を事例に ―
第 7 章 学びをつなぐ場としてのブラジル人学校
    ―北関東にあるブラジル人学校の事例
第 8 章 人と学ぶ場をつなぐ
    ―「あーすぷらざ外国人教育相談窓口」が果たす役割 ―
 コラムⅡ 「自主夜間中学について考える研修会」第1回(2022年12月3日)報告

Ⅲ部 排斥、排除、壁
第 9 章 排斥の実態とその背景にある心理プロセス
第10章 学びから排除される外国につながる子どもたちの行方
第11章 日本語習得をはばむ壁:母語との言語文化的距離に着目して
 座談会 「日本語習得の壁をめぐって」

執筆者紹介
おわりに

ISBN:9784882868460
出版社:下野新聞社
判型:A5
ページ数:208ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2023年03月
発売日:2023年03月31日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JNA