外科の歴史
改訳新版
著:W・J・ビショップ
訳:川満 富裕
紙版
内容紹介
クモの巣による止血、アリや植物のトゲによる傷の縫合、新石器人の穿等述、焼きごてによる止血と手術、紀元1世紀の古代ローマの様々な外科器具の発掘。先史時代から傷病手当は人類とともにあった。無麻酔の痛みに耐えた患者と、各時代の外科医の時に命がけだった努力を臨場感あふれる語りで記述。
やがて解剖の知識を得、19世紀に麻酔法と消毒法が登場して、手術が万人への恩恵となるまでの外科のトピックを辿る。
目次
序文 1.外科の夜明け 2.古代オリエント 3.古代ギリシアと古代ローマ 4.中世ヨーロッパ 5.ルネッサンス 6.17世紀 7.18世紀 8.19世紀前半 9.疼痛と感染の克服 10.リスター以降の手術 改訳版 訳者あとがき 訳注 原著における引用文の出典 原著文献 事項索引 人名索引