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フランス発 ポスト「ニューエコノミー」

内側から見たフランス資本主義の変貌

著:瀬藤 澄彦

紙版

内容紹介

日本経済再生のヒントはフランスにあり!! 97年から仏経済の中枢・経済財政産業省に出向し、エリート官僚、新産業人の実態をつぶさに観察した著者が、フランス型資本主義の現在を報告。注目すべきその強さを分析する。●「はしがき」より→フランス経済については、日本ではその新しい現実が語られていない。……日本との共通点がもっとも多いのではないかと考えられるフランス経済だが、正当な評価を与えられていない。……世界は「資本主義対資本主義」の時代に入り、資本主義体制モデルの国際競争のような様相を呈してきた。ドイツや日本のライン型モデルのつまずきや、スウェーデンやオランダの北欧社会民主型モデルの頓挫、エンロン事件以降のアングロ・サクソン型モデルの混迷を見ていると、いわば〝例外〟〝変わりもの〟の「フランス型モデル」に、注目する時がついにやって来た。

著者略歴

著:瀬藤 澄彦
945年生まれ。早大卒後ジェトロ入会。97年から3年間、日本人として初めてフランス経済の中枢・経済財政産業省に出向。01年度フランス国家叙勲・シュバリエ(対日ビジネス・キャンペーン)受賞。現在ジェトロ・リヨン事務所所長。著書に『モントリオール 憂愁と復活』(ジェトロ)、訳書にジャック・アタリ『反グローバリズム』(彩流社)などがある。

ISBN:9784882027874
出版社:彩流社
判型:4-6
ページ数:223ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2002年12月
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KCZ