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図説スコットランドの歴史

著:リチャード・キレーン
訳:岩井 淳
訳:井藤 早織

紙版

内容紹介

豊富な図版でスコットランドの 歴史を「先史から現代まで」分かりやすく説き、イングランド中心のイギリス史に“もう一つ”の視点を加へ、歴史の面白さを展開する好著。
「この小史は、幅広い見方で、スコットランドの過去を概観しようとしたもので、読者には、どんな予備知識も必要ではない。スコットランド人の独自性は、少なくとも中世初期以来、認められてきた。王国が最初に確立されたのは、早くも九世紀であったことを多くの事例が示し、同時に、スコットランドの様々な地域間の緊張関係──ハイランドとローランドの緊張関係など──を描くことも課題の一部となる。スコットランド史は、多くの伝説や神話集に生命を吹き込み、想像力を満足させる。だが、それらが事実を歪曲することもあり得る。私はできるだけ史実に忠実であろうとする一方で、歴史が良き物語を紡ぎ出すように思えてならない。」(「はじめに」より)

著者略歴

著:リチャード・キレーン
リチャード・キレーン 1953年ダブリン生まれ。ダブリンのユニヴァーシティ・カレッジを卒業、アイルランドの歴史家。原書は、フランス語とドイツ語にも翻訳されている。
 代表作は、本書の姉妹書 『図説アイルランドの歴史』(鈴木良平訳 彩流社、2000年、フランス語訳とドイツ語訳もある)。
訳:岩井 淳
956年 岐阜県生まれ。現在 静岡大学人文学部教授
主要著書『千年王国を夢みた革命』(講談社,1995年),『イギリス史の新潮流』(共編著,彩流社,2000年),『伝統と近代』(共著,彩流社,1988年),『イギリス革命と千年王国』(共著,同文舘,1990年),『世界各国史11  イギリス史』(共著,山川出版社,1998年),『クロムウェルとイギリス革命』(共著,聖学院大学出版会,1999年),『千年王国論』(共著,研究社出版,2000年),『シリーズ歴史学の現在5  再生する終末思想』(共著,青木書店,2000年
訳:井藤 早織
1974年 岐阜県生まれ。 現在 青山学院大学大学院文学研究科博士課程在学中
主要論文「ピューリタン革命期の合同問題とスコットランド契約派——サミュエル・ラザフォードを中心に」(静岡大学大学院修士論文,2000年)

ISBN:9784882027720
出版社:彩流社
判型:4-6
ページ数:239ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2002年12月
発売日:2002年12月12日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHD
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1DDU