日本サルコペニア・フレイル学会認定 サルコペニア・フレイル指導士テキスト
監:日本サルコペニア・フレイル学会
編:荒井 秀典
編:佐竹 昭介
内容紹介
世界一の超高齢社会の日本で注目をされているのが「サルコペニア」「フレイル」である。「サルコペニア」は加齢による筋力低下、「フレイル」は心身が老い衰えた状態を指す。進行するとADLが低下し、要介護状態となるなど健康寿命が短縮する。実際、65歳以上の高齢者の10%近くがサルコペニア・フレイルとされる。健康寿命の延長のために、フレイル・サルコペニア対策が必須であり、2018年に「サルコペニア・フレイル指導士」資格が作られた。2020年4月からは「フレイル健診」も開始される。看護師や薬剤師、保健師、リハビリ、介護福祉士などが幅広く活躍できる資格であり、今後、指導士として地域で活躍する機会が増えていくと考えられる。本書は日本サルコペニア・フレイル学会認定の初の公式テキストであり、ロコモティブシンドローム やオーラルフレイルの概念から、高齢者の機能評価、運動・栄養指導、薬物など、専門的知識から実践までを網羅したバイブルである。また、老後を元気に過ごすために、どんな運動や食事が大切かを学びたい熱心な方へも届けたい1冊。
目次
序文 3
Basic Knowledge
1 加齢に伴う変化 8
2 高齢者の機能評価法 16
3 サルコペニア 25
4 ロコモティブシンドローム 31
5 フレイル(身体的) 39
6 オーラルフレイル 46
7 サルコペニアと摂食嚥下障害 55
Clinical Knowledge
1 栄養からみた身体機能低下の予防・介入戦略 64
2 運動からみた身体機能低下の予防・介入戦略 71
3 複合介入からみた身体機能低下の予防・介入戦略 76
4 薬剤からみた身体機能低下の予防・介入戦略 83
5 社会環境からみた身体機能低下の予防・介入戦略 89
6 啓蒙活動/地域活動での指導からみた身体機能低下の予防・介入戦略 97
Case Study
1 薬局での取り組み 106
2 地域での取り組み 109
3 病院での取り組み 111
4 栄養ケア・ステーションでの取り組み 113
5 訪問リハビリテーションでの取り組み 115
One Point Advice
1 認知的フレイルとは 120
2 社会的フレイルとは 123
3 高齢者における運動の効果(トピックとエビデンス) 126
4 高齢者における栄養の効果 128
5 筋肉量の評価方法 131
6 介入時の脱落を減らすには 134
7 診療における基本チェックリストの使用法 138
あとがき 141
索引 142
ISBN:9784880027876
。出版社:新興医学出版社
。判型:B5
。ページ数:144ページ
。定価:3800円(本体)
。発行年月日:2020年04月
。発売日:2020年04月15日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:MJ。