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大山倍達を信じよ 

第三版

ゴッドハンド本紀

著:平岡正明

紙版

内容紹介

 「空手バカ一代」の原作モデルで極真空手の総帥である大山倍達の精神・真髄を歴史に位置づけ伝承するため、文化人であり、大山倍達の愛弟子でもあった著者が綴ったファン待望の復刊!極真空手からウイリー、A.猪木、M.アリ、健康、喧嘩そして大山倍達の不死の魂まで熱く伝える格闘技、喧嘩論集。門外不出の未公開写真も新たに収録!

 1970年代後半に巻き起こった極真カラテ大ブームを知る50代、60代のファン歓喜の一冊!序文は大山倍達自身が寄稿。大山倍達生誕100年記念復刊。

目次

序 文 大山倍達

序 章 すこしずつおかしな日

第一章 石原莞爾と若き大山倍達

第二章 体力論丹田篇

第三章 極真空手的当世健康論批判

第四章 極真空手の野蛮を愛す
1 デカルト的ゲンコツ論
2 一月十一日の館長訓話
3 ウイリー狂乱の謎

第五章 喧嘩原論
1 そんじょそこらの喧嘩について
2 そんじょそこらの喧嘩の勝敗
3 丙類の喧嘩──闘争本能への接近
4 闘争本能論

第六章 実存と暴力
1 日米間真剣勝負の不可能論
2 プロレスの政治的原理
3 武道・スポーツ・見世物
4 大山倍達の偉大さについて

第七章 大山倍達を信じよ

第八章 『世界ケンカ旅』解説

初版あとがき
第二版あとがき
第三版あとがき

著者略歴

著:平岡正明
1941年東京生まれ。早稲田大学文学部露文科中退。ジャズ評論家。文芸評論家。故大山倍達館長の愛弟子で極真空手黒帯。
1964年に評論家デビュー。1970年ごろから太田竜、竹中労らと世界革命浪人(ゲバリスタ)を名乗り、新左翼系文化人として注目を集める。
70年代後半以降は文学や音楽、芸能などに領域を広げる。著書に『菩薩のリタイア』、『日本の歌が変わる』、『ボディ&ソウル』、『他人の穴の中で』(以上、秀英書房)、
『武道論』(大山倍達氏と共著。徳間書店)、『クロスオーバー音楽塾』、『山口百恵は菩薩である』(以上、講談社)、『長谷川伸』(リブロポート)、
『清水次郎長の明治維新』(光文社)、『美空ひばりの芸術』(ネスコ)、『立川談志と落語の想像力』(七つ森書館)ほか多数あり。
受賞歴は『大歌謡論』(筑摩書房)で大衆文学研究賞、『浪曲的』 (青土社)で斎藤緑雨賞がある。
また現代のカルチュラル・スタディーズの先駆者として、近年評価が高まっている。2009年逝去。

ISBN:9784879571472
出版社:秀英書房
判型:4-6
ページ数:256ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2023年01月
発売日:2022年12月28日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:SR