前立腺の代表的な病気といえば、「前立腺肥大症」と「前立腺がん」。"最近、トイレへ行く回数が増えた""夜中に尿意で目が覚める"といった症状から始まる「前立腺肥大症」は、早い人では40歳代後半から兆候が現れ始め、程度の差こそあれ60歳代になると多くの人が同病の宣告を受けることになります。
また、「前立腺がん」は早期に発見できれば完治する可能性の高いがんですが、罹患者数などは年々増加の一途をたどり、2010年の死亡者数は、40年前の12倍にもなっています。
本書は男性にとっては切実な前立腺の病気について、病気のメカニズムはもとより、早期発見のための検査、最新治療等々を豊富なイラスト・図解を駆使してわかりやすく解説するものです。高齢化社会の進展により益々病気増加が懸念される現代、健やかな毎日のために必携の一冊といえるでしょう。