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1945年8月、原爆により52歳の生涯を閉じた内科医・角尾晋（長崎医大学長）は、若き日ドイツに留学、日記に換えた手紙を留守宅に送った。

船旅41日、ワイマール共和国の危機の年も研究室に通い、相対的安定期に入った年に論文を提出、翌25年に帰国、長崎に赴任した。

著：角尾　晋
1892年東京市生まれ。1913年第一高等学校卒業、東京帝国大学医科大学医学科入学。22～25年独・英・米の留学へ。帰国後25年より長崎医科大学第一内科教室教授。45年原子爆弾による急性症にて逝去。享年52歳。

編：辛島　由美子
1962年３月東京都立小石川高等学校（現・小石川中東教育学校）卒業。66年東京都立大学理学部生物学科卒業。卒業後は東京医科歯科大学（現・東京科学大学）遺伝病研究施設染色体異常研究室（文部教官助手）。東京都板橋区在住。