「ゆるし」 父親嫌いの私を癒したスピリチュアルメソッド
著:つばき 紀子
内容紹介
《しずかに、いちばん自然なかたちで「ゆるしの奇跡」が訪れる、6つのスピリチュアルメソッド》
横暴で自分勝手な父親を嫌悪し続けた著者。
時が経ち、父が病に倒れ介護に携わり始めた時、メンターである「はづき虹映」師の教えを実践することで、ゆっくりと著者に変化がおとずれます。
「生きること」
「人と向き合うこと」
「親子の絆」
まるで、絡まった糸がゆるやかにほぐれていく様に、あれほど憎んでいた父親との関係に、自然と「ゆるし」の気持ちが舞い降りたのです。
「私」を縛ってきた「父親嫌い」の呪縛から放たれて、ほんとうの愛に気づくまでの、実話に基づいたスピリチュアルメソッドをご紹介します。
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父は、「また、ここへ来たら、二度と迎えに来ないからなっ!」と、前を向いたまま私に告げました。
これは、私が覚えている記憶の中で、もっとも辛い父との記憶です。
私が幼稚園生の頃、母が肝炎を患い3か月ほど病院に入院することになりました。
預けられた伯父の家は、伯父・叔母・いとこ姉弟と、母の姉である叔母が暮らしていました。「もう少しだから、我慢しようね……」叔母には、そう言って慰めてもらっていたと思います。
思えば、
父が私を迎えに来たとき私に投げつけた「また、ここへ来たら、二度と迎えに来ないからなっ!」という言葉を聞いた時からずっと、横暴な性格の父を責め続けてきたのだと思います。
そして、そんな父に抵抗できない、そんな父から逃れられない自分を責め、そのこころの扉を閉じてしまったのでしょう。
「他人を責めて、自分も責める」――私は「自分自身」にがんじがらめだったのです。
「他人を責めない、自分を責めない」というメンターからのシンプルな教え。この言葉を教えてもらった時から、そんな場面に遭遇するたびに、私はこの言葉を自分に言い聞かせてきました。幸せを感じて生きるための宇宙のルールとでも言えるこのような教えから、それが意味するこころの仕組みを知っていくこと、そして、それを実践していくことが、「スピリチュアル」だと私は思っています。(本文より)
ISBN:9784877316822
。出版社:アルマット
。判型:4-6
。ページ数:304ページ
。定価:1500円(本体)
。発行年月日:2013年06月
。発売日:2013年06月29日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VXF。