四元数の発見
著:矢野 忠
紙版
内容紹介
近世、虚数が発見され、人類は新たな局面を迎えたが、そこで終わりではなかった。虚数を乗り越える新たな数の体系がハミルトンによって摸索され、三元数が試みられるものの成功せず、四元数に至る!
著者は四元数創造の秘密を本書で追体験し、現代に通用する四元数と回転の関係をも明らかにする。
目次
はしがきv
第1 章四元数に近づく1
第2 章四元数の発見13
第3 章Hamilton のノートの解読28
第4 章四元数と空間回転1 49
第5 章四元数と空間回転2 70
第6 章四元数と空間回転3 83
第7 章空間回転とSU(2) 102
第8 章べクトルの空間回転120
第9 章Euler 角と空間回転128
第10 章球面線形補間152
第11 章四元数の広がり187
あとがき207