7億年前の地球。その赤道付近で、今日氷河の跡が発見されている。
この事実を説明するために二つの説が生まれた。一つは全球凍結説、そしてもう一つは、地軸大傾斜説である。
後者は力学的根拠がないとされ、これまで前者の説が有力であった。しかし、右に回っているジャイロスコープを手に持って左に自分が回る(=公転)と、いずれコマはひっくり返って公転の方向と一致するのである!
また、微惑星が集まってできる惑星の自転の向きは理論上、公転とは逆行で誕生すると考えるのが自然である。では、なぜいま地球は逆行ではなく順行しているのか、そしてなぜ、他の惑星も順行しているものが多いのか。
厳密な理論に裏づけされた力学的説明をもって地軸の逆転を提唱する、著者の人生を賭した一冊。