出版社を探す

沖縄の新聞記者

編:琉球新報社
編:安田 浩一

紙版

内容紹介

きっと読者の多くは、コラムの中に記者としての「背骨」を感じると思う。
歪められることも、捻じ曲げられることも拒否する、太くてかたい一本の線。それこそが、沖縄で取材する記者としての「立ち位置」だ。
 公平性の呪縛にとらわれ、両論併記で「語ったような気」でいる大方のメディアとは違い、本書に登場する記者たちは、おそれることなく主張する。沖縄への蔑視や差別と闘っている記者だからこそ描けることだって、ある。
 正真正銘の「自分ごと」で、沖縄を考える。貫かれた「背骨」に、私は圧倒されるのだ。

目次

・はじめに
Ⅰ章 沖縄から俯瞰する日本
Ⅱ章 ジェンダー・平等考
Ⅲ章 今につながる沖縄戦
Ⅳ章 沖縄の闇社会を追う
Ⅴ章 変動する国際社会
Ⅵ章 人を見る、人を識る
・編集者コラム
・あとがきにかえて

著者略歴

編:琉球新報社
1893年9月15日に沖縄初の新聞として創刊。1940年、政府による戦時新聞統合で沖縄朝日新聞、沖縄日報と統合し「沖縄新報」設立。戦後、米軍統治下での「ウルマ新報」「うるま新報」を経て、1951年のサンフランシスコ講和条約締結を機に題字を「琉球新報」に復題。現在に至る。
編:安田 浩一
1964年、静岡県生まれ。週刊誌記者を経てノンフィクションライターに。2012年、『ネットと愛国』(講談社)で講談社ノンフィクション賞受賞。2015年、月刊誌「g2」(講談社)に発

ISBN:9784874987940
出版社:高文研
判型:4-6
ページ数:246ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2022年04月
発売日:2022年04月13日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KNTP2