カラー写真(16頁)
Ⅰ
石川啄木—熟成のパースペクチブ/啄木とペドクラシー—その生と詩と死とカミ
宮澤賢治—文語定型はありがたい/ホワイト・ホールのなかの時間/透明に
閉じて在り、残る—賢治のオノマトペ/現代のこどもと賢治
高村光太郎—高村光太郎の「冬」
秋山 清—千万匹の中のおれひとり—『ある孤独』/書く醜態について/刺し
て心を傷つけず—『文学の自己批判』/誤用を愉しむ/抵抗としての「恋愛」
—『恋愛詩集』/ビジネスライクなアナーキスト/むなしい善意、秋山清の
こと
田木 繁—日本ヴ・ナロードの円環—『田木繁詩集』
山之口獏—詩人の俗臭
黒田喜夫—「飢え」に飢える/死生をえらぶということ—黒田喜夫追悼
谷川 雁—恫喝について—情意からの発想
鷲巣繁男—この奇跡を見よ—鷲巣繁男の死に/正邪と憐憫—鷲巣さんは何処
へ/詩の堕つるもの—批評
石垣りん—石垣りん詩集『表札など』/厳粛な滑稽—『表札など』
Ⅱ
失語と断念—石原吉郎論
はしがき
1 詩と死
2 拠るべきものは何もない
3 ロシアへのたくまざる傾斜
4 ひとの向う側をも
5 ハルビンで裏切りはすでに
6 言葉、ひとの所有に非ず、ただし……
7 ナーツィヤ(ネーション)がついに……
8 ふりかえらぬ者たち……
9 偶然こそ必然
10 詩—それは死に向う準備
11 詩人にとって自由とは……
12 奴隷に自由存す
Ⅲ
呪縛の構造
詩は言い切るためにある
若き詩人へのパステルナークの手紙
「代表」したとき詩は亡んだのだ
三上 章—異物にかかわるということ/ミカミ・ロンガ—『象は鼻が長い』
名、そして固有名詞とりわけ地名
「しがらみ」としての選択
「大波小波」抄
ペンの同僚だって?/ジヴァゴの反独占/ロシアは西欧/ジィ
ドと毛沢東
Ⅳ
“ジーズニ”—この重い言葉
文学における「連想」—外国文学の理解とは何か
二葉亭四迷・その短命な訳業
ミニマム・ビリーフのゆらぎ—露語訳の啄木
ペーソスはトスカーか
存在の目的は非在—詩を訳すということ
ワンの発見
芭 蕉—和文和訳の実験
辞書のはなし
ロシアの柳田國男・ダーリの辞書/ノルマのしつけ、おしつけ/「ス
ロヴァーリ」は「自由」、そして「辞書」/辞書はボロに限る/文学
と言語学が互いに磨き合っていたころ
はみ出し横丁(抄)
レアリティとレアリア/アサヒジャーナルのブッタルンだ論争演出/
翔んでるコトバ/中国翻訳もの=オリジナル、ああ!/乱用、その極
みは大乱?/ヒゲ革命を卑下しない/漢字にとびのって翔べ/
ホメイニだけがイランじゃない/音頭とりは検閲だ/辞書も末世、よ
ろしいんじゃないですか/「ワン・ネン・ジャオ」または「二十一世紀言語
の学事始」
Ⅴ
ソ連展望—フルシチョフ路線背後の力
(創作)石の家にて
解説=内村剛介を読む 佐藤 優
わが独房の日々を支え、鼓舞した内村語録
解題—陶山幾朗
年 譜(71頁)
補 註(3頁)
内村剛介・全表現リスト(巻末横組 1〜98 )
表紙題字 麻田平蔵(哈爾濱学院24期)
カバーデザイン 飯島忠義