第1部 フォーミュラ入門
第1章 フォーミュラの定義
1. フォーミュラとは
2. フォーミュラの定義および用語
第2章 フォーミュラの役割
1. 言語習得とフォーミュラ処理
2. フォーミュラの処理効率性
第2部 フォーミュラ親密度研究̶その背景と方法̶
第1章 背景
1. はじめに
2. 親密度と頻度
3. 日本語話者英語学習者を対象とした英単語親密度について
4. 言語処理におけるフォーミュラの役割とフォーミュラ親密度調査の必要性
5. フォーミュラリストの選定
第2章 方法
1. はじめに
2. 先行研究
3. フォーミュラ親密度リスト作成方法
4. データ収集手順
5. おわりに
第3部 フォーミュラ親密度研究̶結果と考察̶
第1章 全体的傾向
1. はじめに
2. 英単語の親密度に関する先行研究
3. フォーミュラの親密度と頻度の関係
4. フォーミュラの親密度と長さの関係
5. 親密度評定平均値が低くBNC頻度数が高い項目について
6. 親密度評定平均値が高くBNC頻度数が低い項目について
第2章 品詞の観点から
1. はじめに
2. 品詞という観点について
3. フォーミュラの品詞タグ付けの基準
4. 記述統計
5. 推計統計
6. 品詞による違い
第3章 習熟度要因からの考察
1. はじめに
2. 調査データ(英語習熟度別3群)
3. 親密度の高い表現と低い表現
4. 親密度と頻度の比較
5. 考察
6. おわりに
第4部 フォーミュラ親密度リストを活用した研究例
第1章 フォーミュラ親密度リストの信頼性の検証
1. はじめに
2. 信頼性検討の必要性
3. 目的
4. 方法
5. 結果と考察
6. 結論
第2章 親密度、出現頻度がフォーミュラの認知処理に及ぼす影響
1. はじめに
2. 調査方法
3. 結果
4. 今後の課題と展望
第3章 情動関与処理とフォーミュラ情動価リストの作成
1. はじめに:情動論的転回
2. 「情動と認知」から「情動的認知=認知的情動」へ
3. ミクロレベル情動と外国語語彙記憶:情動関与処理仮説
4. フォーミュラ情動価リスト作成
5. 結論
第5部 フォーミュラの応用研究・教育実践
第1章 英語二項表現の音韻的制約に対する日本語母語話者の敏感性を探る
1. 目的
2. 先行研究
3. 調査
4. 結果と考察
5. 結論
第2章 初期英語学習者にフォーミュラの知見をどのように活用するか
1. はじめに
2. 初級英語学習者とフォーミュラ(定型表現)
3. 小学校で取り扱われるフォーミュラ(定型表現)
4. 中学校で取り扱われるフォーミュラ(定型表現)
5. 授業での言語活動例:定型表現の定着のために
第3章 オンラインフォーミュラ学習システム
1. はじめに
2. 背景
3. ISRS(間接的間隔反復ソフトウェアIndirect Spaced Repetition Software)
終章 フォーミュラをベースにした第二言語習得モデルに向けて
1. 用法基盤モデルとは?
2. 第二言語の用法基盤アプローチ
3. 第二言語習得が目指す最終到達点:構造化されたフォーミュラ・構文目録