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ワイン・ウォーズ:モンダヴィ事件

グローバリゼーションとテロワール

著:オリビエ・トレス
訳:亀井 克之

紙版

内容紹介

 マクドナルド化するワイン、グローバル化の波が押し寄せるワイン産業、テロワール(地域の個性)を重視する伝統国フランスは危機に直面、米国の巨人を追い返した南仏の小村…米国モンダヴィ社の仏南西部ラングドック地方への進出失敗を題材に描かれる米国流グローバリゼーションとフランス流地域主義との対立の構図。

目次

まえがき   日本語版へのまえがき
序 論 マクドナルド化するワイン
第1章 ロバート・モンダヴィ、ナパ・ヴァレーのパイオニア
第2章 ラングドック地方、地球最大のブドウ栽培地
第3章 エメ・ギベール、フランスの怒り!
第4章 モンダヴィ、アニアーヌ村へ:困難ではあるが前途有望な初期段階
第5章 事件は熟成す
第6章 事件の政治化
第7章 モンダヴィ後:ジェラール・ドパルデューが村にやってきた
第8章 失敗の核心に:文化の違い
結 論 地域共同体主義、フランスの文化的例外
エピローグ
モンダヴィ事件 年表
謝辞   日本語版への謝辞   原書注

訳者による「モンダヴィ事件」要約
訳者ノート「ワイン編」「ラングドック・ルシヨン地方編」「フランス社会編」
訳者による南仏紀行 ワイン・ウォーズ:モンダヴィ事件の舞台を訪ねて
翻訳に際して参考にした図書・資料
訳者あとがき -謝辞-

ISBN:9784873544809
出版社:関西大学出版部
判型:A5
ページ数:282ページ
定価:3100円(本体)
発行年月日:2009年03月
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:TDCT