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GHS分類演習

改訂版

編:GHS分類演習研究会
他著:濵田 高志
他著:奈良 志ほり

紙版

内容紹介

★GHS分類が可能な人材を育成するために
★【改訂版】JIS改正(2019年5月)およびGHS改訂8版の発行(2019年6月)に対応

物質および混合物の危険性・有害性に関する分類基準はGHSによって世界的に統一(調和)されたものの、実際の分類作業は簡単ではない。
既存物質で従来からよく使用されてきたものについては、危険性・有害性に関するデータが比較的よくそろっており、GHSに基づいた分類結果も入手可能である。
一方で混合物である製品については、供給者(事業者)自らが分類しなければならない。
また同一物質の危険性・有害性に関するデータを使用しても、分類者によってその危険性・有害性の区分が異なる場合もある。
GHSに基づいた物質および混合物の危険性・有害性に関する分類方法の理解は、そのニーズが高まっているにもかかわらず、高度な専門性を必要とすることもあり進んでいない。

GHSに基づいた分類について、演習を通してよりよく理解してもらうために本書が出版されることになった。

目次

第1部_GHSによる分類の原則
1.1章_本書の目的
1.2章_物質の分類
1.3章_混合物の分類(有害性クラスの分類例)

第2部_物理化学的危険性に関する分類判定基準と分類例
2.1章_爆発物
2.2章_可燃性ガス
2.3章_エアゾールおよび加圧下化学品
2.4章_酸化性ガス
2.5章_高圧ガス
2.6章_引火性液体
2.7章_可燃性固体
2.8章_自己反応性物質および混合物
2.9章_自然発火性液体
2.10章_自然発火性固体
2.11章_自己発熱性物質および混合物
2.12章_水反応可燃性物質および混合物
2.13章_酸化性液体
2.14章_酸化性固体
2.15章_有機過酸化物
2.16章_金属腐食性物質および混合物
2.17章_鈍性化爆発物

第3部_健康に対する有害性に関する分類判定基準と分類例
3.1章_急性毒性
3.2章_皮膚腐食性/刺激性
3.3章_眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性
3.4章_呼吸器感作性または皮膚感作性
3.5章_生殖細胞変異原性
3.6章_発がん性
3.7章_生殖毒性
3.8章_特定標的臓器毒性単回ばく露
3.9章_特定標的臓器毒性反復ばく露
3.10章_誤えん有害性

第4部_環境に対する有害性に関する分類判定基準と分類例
4.1章_水生環境有害性
4.2章_オゾン層への有害性

第5部_混合物の分類例
5.1章_モデル混合物Xの分類例
5.2章_多成分からなる製品(混合物)の分類例

第6部_分類ソフトによる混合物の分類

練習問題・解答

資 料:定義および略語(GHS改訂8版 第1.2章)/ 分類および表示のまとめ(GHS改訂8版 附属書1)/ 分類に結び付かない他の危険有害性(GHS改訂8版附属書11)

参考文献

【コラム】
危険性、有害性、クラス/ ハザードとリスク/ 区分、タイプ、グループ/ 選択可能方式(Building Block Approach)/ 爆発性に関する反応原子団/ 融点、沸点/ 物理化学的危険性に関する試験/ 標準状態/ CAS RN、国連番号/ 引火性および可燃性/ 気体の比重(空気1)/ GHSにおけるエアゾールの定義/ 消防法とGHSの分類/ 消防法による引火性液体の分類/ 自己反応性物質の例/ 危険物輸送に関する勧告(UNRTDG)の容器等級とGHS分類/ 腐食性に関するUNRTDGの容器等級とGHS分類/ 鈍性化爆発物に関する燃焼速度試験/ 爆発物と鈍性化爆発物/ 吸入毒性についての単位/ ばく露時間の換算/半数致死量(LD50)、半数致死濃度(LC50)/ OECDテストガイドライン/ 急性毒性加算式における超値の扱い/ 加算式における「区分に該当しない」と「分類できない」/ 動物実験と動物愛護、構造活性相関(SAR)/ 加成方式と加算法/ 発がん性に関する分類区分/ 水生環境有害性に関する急性毒性データの大小、毒性の強弱、感受性の高低

ISBN:9784873267142
出版社:化学工業日報社
判型:B5
ページ数:264ページ
定価:2500円(本体)
発行年月日:2019年10月
発売日:2019年10月31日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:TDC