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緒方洪庵全集 第二巻

扶氏経験遺訓 下

編:適塾記念会緒方洪庵全集編集委員会

紙版

内容紹介

 緒方洪庵は、幕末の我が国を代表する蘭学者、医師、そして教育者である。
西洋医学の紹介、福沢諭吉をはじめ、我が国の近代化に大きな貢献をした多く
の著名人を輩出した適塾における教育、当時最も恐れられた病気である天然痘
を予防する種痘事業など、その功績は広く知られている。
 第一巻および第二巻として最初に刊行されるのは、洪庵の著作の中でも、特
に重要な『扶氏経験遺訓』である。洪庵が我が国医学の発展を願い、ベルリン
大学教授フーフェランドによる、当時ヨーロッパで随一の内科全書を渾身の力
を込めて訳出したものである。翻刻および注・解説・索引は芝哲夫先生によっ
て行われた。本全集の刊行を機に、緒方洪庵が果たした歴史的役割が再評価さ
れることを切に願う。
   (適塾記念会会長・大阪大学総長 鷲田清一「『緒方洪庵全集』の刊行にあたって」より

目次

第二巻 扶氏経験遺訓 下
      巻之二十一〜巻之二十五(第十二編から第十五編)
      附録巻之一〜巻之三
      薬方編巻之一〜巻之二
      解説 
      索引

ISBN:9784872593716
出版社:大阪大学出版会
判型:A5
ページ数:426ページ
定価:10000円(本体)
発行年月日:2010年11月
発売日:2010年11月01日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNT