出版社を探す

北の文学 第82号

紙版

内容紹介

 「北の文学」第82号優秀作は、小田島比呂(ひろ)さん=東京都新宿区、北上市生まれ=の「家族会議」です。夫婦と娘2人が年越し直後に開いた家族会議。そこで明かされた秘密とはー。家族の姿を問う重いテーマを、小気味よいリズムの文章で明るく描いた作品です。
 第82号は最終候補に小説9編が残り、編集委員の鈴木文彦氏、久美沙織氏、大村友貴美氏の合議で選考。小田島さんのほか、入選作5編が選ばれました。
 巻頭コラムは、くらもちひろゆき氏(劇作家、盛岡市)。軽妙な文章で「NGワード」に切り込みます。

目次

巻頭コラム くらもちひろゆき
優秀作 小田島比呂「家族会議」
入選作 中村均「優しく美しい女性(ひと)」
    神山千之「平箱の中」
    藍沢篠「ビーラの絆」
    菅原弘行「迷い蛾」
    谷村行海「ブルース・オブ・タカダノババ」
選考経過・選評
詩 藍沢篠「エルケーニッヒ」
寄稿・小説 安井康平「お日様パンー『セスナ日和』3ー」
      松本秋実「マン・オン・ザ・ムーン」
短歌 山内義廣「廃屋集落」
俳句 岩渕洋子「実千両」
川柳 中野裕子「危機の時」
エッセー 佐々木悠紀子「花ごよみ」
     山影春香「プリンは四キロメートルの彼方に」
     内藤賢一「菫ほどな」
     昆秀一「指の痛み」
第81号合評会から
投稿 あの日あの時 6編

ISBN:9784872016130
出版社:岩手日報社
判型:A5
ページ数:268ページ
定価:1100円(本体)
発行年月日:2021年05月
発売日:2021年05月27日