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よりよいコミュニケーションのための 聞こえのワークブック

監:南 修司郎
編著:中川 尚志

紙版

内容紹介

『聞こえのワークブック』は、聞こえにくさをもった方々と一緒におられる方へ向けて作られた本です。「聞こえにくさ」は一人一人異なっており、その方に適した方法を探さなければなりません。しかし、本人の努力だけで解決しないことの方がむしろ多いのではないでしょうか。
近年、障害に対する個人の技量の向上を目指して、セルフアドボカシーという考え方が提唱されています。セルフアドボカシーとは障害のある当事者が、必要なサポートを獲得するために自分で周囲と交渉、同意に至る技術のことです。聞こえにくい方々がこの技術を身につけ、聞こえにくいことが劣ったことでないと考え、自尊心をもって対応できることが、その方の生き方を変えることにつながります。
聞こえにくさを持つ本人および近くの人が、この本に書き込み一緒に学ぶことで、積極的に生活を楽しむきっかけとなれば幸いです。

目次

はじめに
1章 難聴の基礎知識
2章 補聴についての基礎知識
3章 代替手段に関する基礎知識
4章 環境調整
5章 コミュニケーションについて

著者略歴

監:南 修司郎
国立病院機構東京医療センター耳鼻咽喉科科長、人工内耳センター長。小児難聴、人工内耳手術を専門とする耳鼻咽喉科専門医。
編著:中川 尚志
九州大学医学部卒業、医学博士(九州大学大学院)。米ベイラー医科大学耳鼻咽喉科研究助手を勤めた後、福岡大学耳鼻咽喉科主任教授、福岡大学病院副病院長(医療安全・感染制御担当)。現在は九州大学にて耳鼻咽喉科教授を勤める。

ISBN:9784870357587
出版社:梓書院
判型:A4
ページ数:132ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2023年04月
発売日:2023年04月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JKS